今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:46,506 hit
小｜中｜大
ライオンさん ページ24
Aside
ピンポーン
静かな部屋にインターホンの音が鳴り響いた
「はーい」
ガチャリと扉を開くと
「よっ、久しぶり」
「久しぶり、樹」
樹がたっていた
「あがっていい？」
「うん、もちろん」
なんで家がわかったのか
なんのために来たのか
たくさんの疑問が頭を埋め尽くした
その前に樹に謝らなあかん
「ねぇ樹？」
「ん？」
「えっと…っ、樹！？」
視界が暗くなるのと同時に大好きな匂いが広がった
「なにも言わないで」
樹は抱きしめる腕に力を入れた
「ひとつだけ言わせてほしいんやけどええかな」
「なに？」
顔をあげて樹を見た
「デビュー、おめでとう」
「ありがとう」
樹は本当に幸せそうな顔をしていた
Aも東京に行けばデビューできとったんかな
「Aは今Youtube以外になにしてんの？」
「仕事？」
「うん」
「それはちょっと秘密にさせて」
ジャニーズの裏方ってことはまだバレたくない
やって、樹がデビューできたんは
Aがお願いしたからやし
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年1月26日 14時
