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０３ ページ3
先輩たちの会話を盗み聞きしながらスケッチブック、通称スケブを取り出す。
表紙には私の推しが大きくと描かれている。買ったときに先輩が描いてくれたのだ。
おかげで名前を書かなくても一目で私ものだと分かる。
このスケブは私にとって特別な宝物だ。
私はさらさらと空白のページに推しを描いていく。
私の推しが出てる作品は最近話題のアニメ(漫画原作)で、劇場版を来年に控えてる人気作だ。
クラスの陽キャどもにも広まってるらしく、たまに１軍女子が作品の話をしてるのを聞く。
ある程度描き進めたところで部長が声を上げた。
「あー！それはAの推しちゅあんッッ！相変わらず神絵師過ぎる保存したい」
「それな、マジ神。...そういえばAの推しって、全然アニメ出てこないよなー」
副部長の言葉にこくんとうなずく。
そう、私の推しは出番が少なく、漫画版だとちょこちょこ出てくるもののメインは張らない。
アニメ版では存在は仄めかされてるがそのくらいで、今のところほぼ出てこない。
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rinoku(プロフ) - 拝読させていただきました。変わるならきちんと続ける、徹底的にやることが大切で、そのためには楽しさや達成感を見つけていくことも必要ですよね。気遣いを広く持って、コミュニケーションを取る(言葉だけでなく)のも大事だと改めて思いました。面白かったです。 (8月8日 6時) (
レス) id: eb77e535a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：管理人H | 作成日時：2023年8月7日 1時
