33話 ページ38
ーーー貴方sideーーー
貴方「いっつ、、、」
転んだ衝撃で目をつぶった私が目を開けると
「夏目!!!僕ずっと探してたんだよ!!」
と尻尾をふる
貴方「き、狐?」
夏目って、、、
もしかして、私の父さんの?
「ねえ、夏目!今までどこにいたの?」
この子私の事父さんだと思ってるんじゃ?
「夏目?」
貴方「ご、ごめんね?
私はあなたが知ってる夏目では、ないと思う」
「え?」
貴方「あなたが言う夏目は私の父さんで、
もう、、、死んでしまったんだ、、、」
先生「人間と付き合うからそういうことになる
人間の一生は我々妖よりも短いぞ」
「し、、死んだ?
夏目が?
!!
夏目は女じゃなかった、、、
そんな、、、
夏目、、、夏目、」
父さんを呼ぶ狐の声がどんどん震えていく
そして狐の目から涙がこぼれる
「うわぁぁぁぁん!!!」
貴方「;;;;;」
ど、どうしよう!?
貴方「な、泣かないで、」
「夏目が、、夏目が死んじゃったよォぉ!!」
そうだ、、この子は父さんのために泣いてくれてるんだ、、、、
私は狐にハンカチを差し出す
「うぅ、、
??」
貴方「ありがとう、、、
あなたは、、父さんを思って、、泣いてくれてるんでしょ?」
私がそういうと狐はハンカチを受け取り涙を拭く
「あなたからは夏目の匂いがした
だからついてきたの、、、
また、夏目に会えるかと思って、、」
貴方「私の父さんは、、、
ここで眠ってる、、、」
と、私は両親の墓の方をむく
貴方「君も拝んでいきなよ」
「、、、、うん、、、」
狐は父さんの墓の前まで行き
何かを話していた
私はそれを聞いてはいけない気がしてそっとその場を離れた
松田「おい?いいのか?離れちまって」
貴方「うん、なんか聞いちゃいけない気がして」
萩原「ふーん、Aちゃんにも色々あるんだァ」
貴方「なにそれ、人に悩みがない感じに言って」
「ねぇ!待って!!!」
先程の狐の声がして私は後ろを振り返る
貴方「どうしたの?」
「ま、まだ、、なまえ聞いてなかった!」
貴方「あぁ、
私はA
夏目A!
よろしく!!!」
狐「よ、よろしく!」
先生「おいA、もう帰りの新幹線来るぞ?」
貴方「え?うそ!!?」
狐「ま、また遊びに来てね!!」
貴方「!!
あぁ!また来る!!
元気にしててね!」
私はそう言い残しその場を去った
狐「あ、ハンカチ、、返してない」
狐がそう呟いていたのは知らずに
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ジャッキー(プロフ) - これからも頑張って下さい!私も赤井さん推しなのでもっと絡みがみたいです。お気に入り登録させて頂きました。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: a57a650362 (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 頑張って!!とても面白いです!!(*`・ω・)ゞ!!赤井さん推しなので絡みがほしいです (2019年1月2日 21時) (レス) id: 0e4838408f (このIDを非表示/違反報告)
かんらんぴっぴ(プロフ) - Minaさん» ありがとうございます!!更新速度がかなり遅いですが待っててください! (2018年12月29日 17時) (レス) id: acafb56a8c (このIDを非表示/違反報告)
かんらんぴっぴ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年12月29日 17時) (レス) id: acafb56a8c (このIDを非表示/違反報告)
かんらんぴっぴ(プロフ) - イケさん» わかりました!返信できずすみません!これからしっかり更新していきます! (2018年12月29日 17時) (レス) id: acafb56a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かんらんぴっぴ | 作成日時:2018年9月29日 19時