仇壱 ページ41
貴方「はぁ……」
斎「どうした」
貴方「先程……いえ、なんでもありません」
斎「…そうか」
あの後に夕餉の準備があり、斎藤と一緒に作っているが先程の事がありあまり集中が出来ずにいた
斎「何かあるなら相談にのるぞ」
貴方(え、やだ何この可愛い子。私の心臓ギュンって音がしたぞ?)
斎藤少し照れた顔をマフラーで埋め
ボソッと小さく呟く
貴方「ありがとうございます…」
斎「君はよく無理をするからな……
雪村が怒っていた」
貴方「面目無いです」
斎「傷はもう大丈夫なのか?」
貴方「薄らと跡は残りますが、大丈夫ですよ」
斎「あまり無理すはるのは良くはない」
斎藤はAに向き合う
斎「君も仲間だ、無理だけはするな」
いつも無口で、まるで興味無いといった態度を取っていた斎藤が少し微笑む。
後ろから入る夕陽に照らされた斎藤はどこか儚げで美しかった
その姿にAは見惚れる
斎「どうした」
いつもと変わらない口調でAに聞く
貴方「なんか……とても綺麗で
その……見惚れてました」
Aは先程の光景を思い出し
顔を赤くする
貴方「斎藤さん、カッコよすぎです……」
斎「……素直に受け取ろう」
その様子に斎藤もつられ顔を赤く染め上げる
斎「とりあえず行こう」
貴方「そ、そうですね」
2人は赤い顔を隠すため、下を向きながら
居間に料理を持っていった
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作者名:白バラ | 作成日時:2021年4月17日 5時