平凡少女はトリップする2 (ページ35)

今日:21 hit、昨日:38 hit、合計:43,987 hit

捌伍ページ35

平「なぁ、俺やっぱりAを見捨てることなんて出来ない」

貴方「平助…。大丈夫だよ、それなりに独り身でもやっていけるさ」

平「それなら俺が一緒に居てやる！」

平助は自分がどんな爆弾発言したのか分かっていないのか、何も気付いていない

貴方「それは嬉しいけど…もしかしてそれ、告白って事？」

平「へ？あっ、違う違う違う違う！！」

平助は自分の発言に気付いたのか
顔を真っ赤にしながら急いで否定している

土「そんな心配は要らねぇ」

貴方「え」

土「お前の処分は元から決まっていた」

貴方「何でも受け入れます」

土「これからも新撰組の為に命を預けろ」

貴方「！」

千「え、それって……」

土方さんはフッと笑みを浮かべると
「これからも今まで通りだ」と言う

新「良かったじゃねぇか！」

原「ま、女なのは吃驚したけど
神野は神野だもんな」

平「よ、良かったぁ」

土「もちろんこれからも男装を続けてもらう」

貴方「分かりました」

土方さんは立ち上がると私の前に立つ

貴方「？」

土「無理はすんなよ」

そう言って頭を撫でて出ていった。
私も周りの人間も固まっており、時間差でどんどん身体があつくなる

貴方(み、皆の前でやるなんて、やり手すぎる…)

先程の土方さんが脳裏から離れず
顔を抑える