捌肆 ページ34
貴方(あれからみんなに会ってない…)
あの日から3日も経つ。
それまでに来てくれたのは馬越、やそ、千鶴に、島田さん、そして山崎さんだけだった
身体も壁をつたってなら歩けるようになった。
と、言っても数秒位だけど
貴方(3日もあれば決心も着いた……
もう潮時だろう)
貴方「ねえ、千鶴」
千「なーに?」
貴方「皆を部屋に集めて欲しいんだ」
千「もういいの?」
貴方「うん。心の準備が出来たよ」
千「分かった」
千鶴は少し寂しそうな顔をしながら
幹部達の部屋に行った
貴方「なんて言われるんだろ……
裏切り者?女がここに居るな?もう話しかけるな?」
分かってる、あの人達はそんな事を言う人達じゃないって……だけど、先に裏切ったのは私だ。
私が悪いんだ
平「A」
貴方「平助が1番か」
平助に続き、新八、斎藤、原田、山南さん、島田さん、山崎さん、そして土方さんが入ってくる
貴方(総司くんが居ないってことは…
結核がしんどいのか…)
土「訳を話せ。何故新撰組にきた」
貴方「守りたいものがあったから」
土「守りてぇもの?
たったそれだけのために女を捨て、そんな傷だらけで居るってのか」
貴方「はい」
土「で?てめぇの守りてぇものは何だ」
貴方「……それは、皆さんです」
土「俺らだと?」
貴方「はい。
何も無い私に貴方達は憧れを、大切にしたい気持ちを、そして愛を、全て教えてくれた」
貴方(ただ毎日平凡で暮らす日々に飽きていた所に薄桜鬼を知ったんだ…。楽しかったけど何処かつまらなかった私の世界を変えてくれたんだ)
貴方「そして何より、私に誠の心を教えてくれ
た!!」
土「!」
仲間もたくさん死んだ、それでも彼等の出会いで私は「面倒臭い」ことかは逃げる私は居なくなった。変わりに、皆を助けたい、という気持ちが震え上がった
嘘偽りは無い
私は真剣に土方さんの方を見た
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作者名:白バラ | 作成日時:2021年4月17日 5時