検索窓
今日:17 hit、昨日:38 hit、合計:43,983 hit

七弍 ページ22

真夏だったあの日から数カ月たち
少し冷える十一月にった

新八も原田も平助に居ないことになれ、
屯所も今まで通りになった

沖田は冬になると急激に体調を崩し
休みがちになったのだった


貴方(私が医者なら治せていただろうか……)

彼女は現世ではただの一般女子生徒だった、医療の何も齧っておらず、ただ沖田の事を見ることしか出来なかった

山「Aくん」

貴方「はい」

山「少しいいかい?」

山崎の後ろには少し困惑気味の千鶴が立っており、一緒についていく

山崎は一室に入ると、辺りを見渡し障子をしめる

貴方(あぁ、これ総司くんの事だ)

山崎の質問に対し、千鶴は少し暗い顔をしたが「知りません!」と首を振った

山「Aくんは?」

貴方「俺も分からないかな?
ただの季節の変わり目による風邪ですよね?」

山崎は優しい笑みを浮かべる

山「君達は信頼に至る人物のようだ」

貴方「……」

山「一つ頼みがある。もし俺に何かがあれば俺の代わりに沖田さんの介護に当たって欲しい」

千「何かって…なんのことですか?」

山「君達にしか頼めない」

山崎はそう言うと、千鶴に隊士たちの治療等を纏めた本を渡した

千「これを……山崎さん一人で!?」

貴方「凄い…」

山「俺が留守の間はこれで対処してくれ。
局長達にも話をつけてある」

千鶴は「山崎さんの変わりは出来ないが……」と言い、山崎はそれを承諾した。

千「頑張ります…」

千鶴はそれを受け取ると部屋を出ていった

山「Aくん、君にもうひとつ話が」

七参→←七壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 愛され , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白バラ | 作成日時:2021年4月17日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。