平凡少女はトリップする2 (ページ17)

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禄七ページ17

松本さんにしこたま怒られた近藤が
「今日1日、掃除の日にする」と決め

隊員事に役割が与えられた

千「今日は暑いね」

貴「そうだね、今日は猛暑日だ」

Aと千鶴は、主に洗濯の担当だった。
みんなの肌着、練習着、羽織等を全部回収し、洗っていく

貴方「今日みたいな暑い日は、よく乾きそうだね」

千「そうだね。晴れててよかったぁ」

2人で分担しながら一つ一つ丁寧に洗っていく

貴方「量が多い…」

千「全隊士のだもんね…」

2人で苦笑いをしながら洗っては干し、洗っては干し、を繰り返す

千「そろそろ手が疲れてきたね」

貴方「そうだな…」

一応男装をしているが、2人ともきちんとした女ので体力や力がない

千「もう1人位、人手が欲しいね」

山「なら俺が力を貸そう」

黒い忍者のような服ではなく、私服で現れる山崎にビクッと肩が跳ねる

千「山崎さん！
山崎さんの方はもう終わったんですか？」

山「あぁ。もう終わって手が余るからな、
俺らはまだ終わってない所へ出向き、手伝っているんだ」

平「俺も手伝うぜ〜」

その時、曲がり角からヒョコッと顔を出す平助がいた

山「俺は何をやればいい？」

下を向くAの肩に手を置き
今まで変わらないように話す

貴方「…では、あそこにある服達を干して下さい」

山崎の抱き締められた日からAは
徹底的に山崎を避け続けていたため
戸惑いと気まづさが凄かった

山「分かった、手伝おう」

貴方(逆に今まで気付かなかった私が凄いよ…。名前を呼ぶ時も、話している時も、全部甘く優しい声を出したのに…)

意識してたら気付くもので、Aはハァと溜息をつく

千鶴と平助が楽しそうに洗濯してるのを横目に見ながら洗っていく