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禄弐 ページ13

その日の夜、
夜中に起きていると千鶴の部屋の襖が開く音がした

こんな時間に?と思い
急いで着替え、刀を持って外に行くと
山南の後を追って行く千鶴が見えた

貴方(な、なんで??
山南さんは怪我をしなかったのに……)

息を潜めている千鶴の肩に手を置き、
千鶴の口に手を当て、悲鳴を出さないようにする

貴方「千鶴、千鶴、私だよ」

千「!!」

千鶴はAを見ると、肩の力を抜く

貴方「いい?絶対声出しちゃ駄目だよ?」

千鶴はこくんと頷くのを確認し、手を離す

2人は無言で山南の後を追う

山南さんを探して歩いていると、
ある部屋で変若水を見つける

貴方(変若水……)

南「まさか、君達に見つかるとはね……
予想もしてませんでしたよ」

山南はその部屋にAと千鶴を招き入れ
変若水について説明をし始める

だがAには、そんな内容が頭に入らず永遠下を向いて考える

貴方(なぜ?なぜこの人こんなにも変若水に拘る?)

貴方「……山南さん、あんたは飲む必要なんて無いはずだ」

南「確かにそうです。ですが」

貴方「……?」

南「これがあれば私は何あっても長く戦える。切られても、撃たれても、私は新撰組の為に戦える」

そう言うと、山南は変若水を飲む

貴方「千鶴!離れて!!」

首をグッと握られ、持ち上げられる

貴方「さ、んなんさ……!」

山南はハッととすると、首から手を離し
もがき苦しむ……

山「こ、ろして……ください!」

貴「いや…」

山「こんな身体でも…心臓が止まれば死にます…」

山南はAの腰にある刀を引き抜く

貴方「やめて!」

千「A!!!」

土「山南さん!!」

千鶴が呼んできたのか土方や沖田達が山南を止め始める

貴方「千鶴…ありがとう」

千鶴と土方に連れられ、外に出ると
安心したのか眠りについた

禄参→←禄壱



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作者名:白バラ | 作成日時:2021年4月17日 5時

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