彼女役…2… (ページ35)

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委員会ページ35

～次の日～

気づいたことがある。

それは―――

A)私、文化委員だったんだ…。

記憶的には入っていたよ―な入っていなかったよーな曖昧さで。

まぁ、それはきっと今まで仕事という仕事がなかったからだろう。

すばるは終わるまで待つと言って、中庭のベンチに腰掛けたまま動こうとしなかった。

その姿を見て可愛いと言えば、真顔で

すばる)キスするで？

A)え、どして？

まぁ結局、丁重にお断りしましたけど。

だって、ねぇ!!??←

そんなすばるを後にして、文化委員が開かれる３年の教室に向かった。

　
ドアを開けて中に入ればもう何人かいて。

多分、自由席なのだろう。

教室全体を見わたして、結局窓側の後ろから２番目の席に座る。

１番後ろの席には教科書の山が積み上げられてた。

　
時計を見れば４時５分。

まだ教室にいる人数は会議を始める人数では到底ない。

こんなことならもう少しすばると話していればよかった、なんて。

ちょっと真剣に思っている自分がおかしかった。

？)あの、

A)ん？

声のする方を見れば見知らぬ男子生徒。

？)隣、いいですか？

A)、あぁ。どうぞ？

そう言うと彼は少し会釈をしてそこに座った。

　
何の気なしに自分が座っている机を見た。

あれ？

机の横にぶら下がっている袋、どっかで…

あ。

もしかして、と机の中から教科書を取り出して名前のところを見る。

“渋谷すばる”

A)…やっぱり

思わず上がってしまいそうになった口角を何とか堪える。

バックから筆箱を出してシャーペンを取り出す。

いつの間にか教室は人がたくさんいて、先生の号令で会議はが始められるところだった。

…後で書こう。

　
A)っ

ふわぁっ!と大きくあくびをしたいが、グッとかみ殺す。

先生話長すぎ…((汗

((コンコン

机をシャーペンでつつかれた。

それをした主を見ると、

？)よかったら、

さっきの男子生徒がミンティ●を差し出していた。

A)ぁ、ありがと…。

手のひらに載せられた２粒のそれを口に含む。

！！

A)っ～か、辛い(←消え入りそうな声)

？)あ、すんません((笑

そう言いながら同じそれを食べる。

なんで笑ってんだァ!?

何この子!!

味覚オカシイんじゃないの!?

？)…まだいります？

A)ぃ、いりませんっ!!

先生)ん？いらないって何がだ、大倉。

A)ぇ、いや、なんでもないです…。

隣の奴を見れば

？)くっくっく…ｗ

…ヤロウ。