彼女役…2… (ページ18)

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グミにお茶は合わへんやろページ18

終わりのチャイムとともに届いたメール。

“Aが日直やから、頼んだ♪”

あいつもかっ！とツッコミをいれつつ了解の返信をする。

んー、なんか買ってったろ☆

方向を変え、食堂の売店へとむかう。

すばる)すんませーん！

おばちゃん)あーはいはい！どうしました？

すばる)なんかありません？

ざっくりした質問をぶつける。

おばちゃん)なんかって言われてもねー…あ！

思いあたるんや!!

おばちゃん)グミが一袋あまってたと思うわよ？

グミ…か…えーよな♪

すばる)ほなそれください。

おばちゃん)まいどー♪

売店を後にし、自販機で適当にお茶を買う。

買った後に後悔。

すばる)グミにお茶は合わんやろ…((笑

買ったモンはしゃーないということで、そのまま2-2へと向かう。

((ドタタタタタっ！

後ろから階段を駆け上がる足音。

すばる)おわッ!

？)あ、ごめんなさい！

そう言い残し男の子は走って行った。

素直かっ！

最近の世の中にもあーゆー子はおるんやな～(しみじみ)

…俺年齢と言葉があってへんわｗ

そんなことを考えていれば、いつの間にか2-2の前。

窓から中をのぞく。

…なぜか知らへんけど天井を仰ぐあいつ。

足を進め開いているドアのところへといく。

ドアが開いているせいで中の音が聞こえた。

A)すばるに会いたいぃ…。

すばる)…。

足が進む。

ガタっと音を立てながらドアに寄りかかる。

音を聞いてゆっくりとこちらに視線を向けるA。

すばる)寂しがり屋さんやなぁ～♡ｗ

そうホンネを口にすればあいつは頬を赤く染めた。
　
　
『すばるに会いたい』

あぁ…どないしよ…

うれしすぎて…あぁ、もう、どないしよ///

A)すばる…なんで？

問いかけたきたAにこの気持ちをバラしたくなくて、

すばる)ん？来てほしくなかった？

まんざらでもないような余裕をみせる。

A)ぃや…じゃぁ…来てくれてありがと♪

なにぃ!?

予想外の返答に焦りを感じた。

それは絶対に表情には出さないのだけれど。

すばる)えーよ♪それ手伝おか？

A)あ、うん。お願いします☆

　
とくとく、と早く打つ鼓動。
　

幸福に満ちたような何とも言えない気持ちになる。
　

それと同時にどこかで小さな不安が生まれたような気がした。
　

その正体が何とも分からず、
　

ただ今の幸せに浸っていたいと思った。
　