7人兄弟

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陣サイド


夜ご飯を食べ終わったところで

片付けは僕らの担当



僕はお皿を洗って壱馬と北人は乾かしていた皿をしまったりテーブルを拭いたり





ちなみに慎はお父さんに抱きついて癒すのが担当w


もちろん本人は癒してる自覚は無いんやけどw




壱「陣君おわった」

陣「よし。ちなみにちゃんと宿題やったよな？」


北壱「うん」


そう僕の目を見て頷く2人


でも…


陣「予習は？」


北壱「…………」




はい、やってないの確定


てことで2人には予習をやってきてもらいましょうー



陣「予習もやんないとゲームしたらあかんて言ったよな？」


そう言うと走って逃げるように部屋に戻っていく2人


力「陣も良いお兄ちゃんだなw」


お父さんにそう言われるとやっぱ嬉しいんよな




皿洗いが終わり気づいたら8時半


そろそろ慎は寝る時間やな


陣「慎。おねんねの時間やで」


今日はいっぱい遊んだからか

もうすでに眠そうにあくびをしている慎

あくびをする姿もほんまに可愛い



慎「じんく…えほん…」


眠そうに絵本を持ってよろよろと近づいて来る



慎は絵本を読んで寝るのが習慣だからどんなに眠くても絶対絵本を持ってくる


慎と一緒に部屋に向かい

一緒にベッドに入る




陣「むかーしむかし、あるところに…」


何度も読んでいる絵本でも興味津々に聞き入っている


そんな慎も睡魔には勝てないようで…




5ページ程読んだところで隣を見れば


眠っている慎



ベッドの端に寄りかかったままの可愛い寝顔を

そっと枕の上に乗せる


陣「おやすみ」


小声でそう言って

静かに部屋を出る



ついでに北人と壱馬の部屋を覗くとちゃんと勉強している2人


集中してるからか僕には気づいていないようだったので

そっとドアを閉める



ちなみに僕はちゃんと宿題も予習も終わらせましたw



力「まだ仕事あるからちょっとやって来るけど大丈夫？」

陣「うん。慎は寝たし、北人と壱馬ももうすぐ寝ると思うから」

力「わかった。じゃぁおやすみ」

陣「おやすみ」




2人きりで会話するのはいつもほんの5分くらい


でも僕が少しでも落ち込んでたり

何か悩んでたりすれば

自分から何も言わなくても

気づいて話を聞いてくれる





北「おっしゃ。終わったー」

壱「俺も。」

北「俺の方が早かったわー」



またまた競走中の双子達


勉強は競争するものじゃないでー？w




そんな双子達にもおやすみを告げ一日が終わる




それでは皆さんもおやすみ

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