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龍友サイド


涼太の具合があまりにも悪いから少し診察室のベッドで寝てて良いということになった



苦しそうな顔で眠る涼太から思わず目を逸らしたくなる



なんで話してくれなかったの

話してくれたらなんでも聞いたし

なんでもやってあげたのに




でも



話さなくさせたのは僕ら





苦しそうな涼太の顔が



なんで僕を見てくれないの

なんで構ってくれないの

なんで玲於と隼ばっかりなの

なんで?




そう訴えているように見えて

1人で頭を抱え込む







「涼太⁉」


ドアが盛大に開き入ってきたのは…




龍「裕太静かに!涼太起きちゃう」

裕「あ、ごめん」



裕太だった

双子を保育園に送り、急いで駆けつけたと言う




龍「あんな、涼太の高熱、ストレス的なものかもだって」

裕「ストレス…?」

龍「僕ら…涼太のことあんま見てあげれてなかったよな」



そういうと俯く裕太

きっと僕と同じことを考えているんだろう




暫くの間沈黙が続く

その時間が、その空気がいてもたってもいられなくて


トイレ行ってくる



そう言おうと思ったその時…



「んんーー…」

涼太が唸り声をあげる



そして重そうに瞼を開き

涼「りゅと、くぅん…?」


龍「涼太!」


ほんとに安心して涙が出そうになる


でも涼太の方が苦しかったんだな

しんどかったんだな


そう考えると自然と涙は出ず



出てきたのは…


龍「ごめんな…」

そんな言葉だった


涼太は首を傾げ、気怠そうな顔で僕らを見つめる


龍「ごめんな、苦しかったのに、しんどかったんに、、涼太のことちゃんと見てあげてなかった。寂しかったよな。辛かったよな。
ほんまに…ごめん」





涼「…………なんで…?」



涼「なんでぇ?りょた、きらい?いらない?」


そんな事ないのに

大好きなのに

いらないなんて一度も思った事ないのに


なんでこんな言葉を涼太に言わせてるの





全部僕らのせい







まだこんな小さい弟に


なんでこんなこと言わせてんだ

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名無し20605号(プロフ) - すりいちごさん» ありがとうございます!!!続きも楽しみにしてます^ ^ (2021年3月12日 17時) (レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
すりいちご(プロフ) - 名無し20605号さん» ありがとうございます!リクエストの作品書かせていただきました。 (2021年3月12日 17時) (レス) id: 57e138f2bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し20605号(プロフ) - すりいちごさん» 主さんの作品だいすきです!楽しみにしてます! (2021年3月11日 20時) (レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
すりいちご(プロフ) - 名無し20605号さん» リクエストありがとうございます!移行後に書かせていただきます (2021年3月11日 19時) (レス) id: 57e138f2bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し20605号(プロフ) - 涼太くんが胃腸炎になるお話がみたいです! (2021年3月11日 17時) (レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すりいちご | 作成日時:2021年2月17日 9時

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