- ページ27
亜嵐サイド
亜「隼、そろそろ降りてもらって良い？亜嵐君着替えないと」
隼「んー、まだぁ、めぇなのぉ」
俺にしがみついて着替えさせてくれないどころか
自分の部屋にさえ入らせない様にしている
一体何を企んでんのか…
まだ3歳ながらに嘘をつくのがお上手で、、
隼「はーとねぇ？ありゃくぅんとぉ、いっちょがぁ、いいのぉ！」
亜「そっかそっかー。じゃあ着替えさせてくれたら一緒に遊んであげるのになぁ」
ありきたりな言葉を発し
いつもならこれで頷いてくれるはずなんだけど
絶対に首を縦に降らない隼
そして一瞬悩んだ様な
困った様な顔をして
隼「いちゅもはぁ、ありゃくぅん、あしょんでくれりゅ、よねぇ？」
亜「うん」
隼「きょーはねぇ？はーとたちがぁ、ありゃくぅんとぉ、あしょんであげりゅう！」
ん？
うん
んんん？
理解不能とも言える隼の口から出た言葉
いや、
純粋に喜べば
今日はお世話される身だと思えば
いいの？
思考回路が半分停止してるその時
涼玲「ありゃくぅん！きてぇ！」
その言葉とともに開けられた俺とメン君の部屋
嫌な予感しかしなくて
それでも足を前に進めて
亜「ん？なにこれ」
机の上にポツンと置かれた
不恰好の箱
涼「あけてぇ？」
なにが出てくるのやら…
亜「うわっっっ！」
状況を説明致しますと…
大量のハート(？)の折り紙が俺の顔面に吹っ飛んできました
亜「びっくりしたぁ。なにこれ？」
そう問いかけたのに
涼「りょたたちねぇ？いっちゅもぉ、ありゃくぅんがぁ、あしょんでくれてぇ、たのし！のぉ」
涼「だからぁ、きょーはぁ、りょたたちがねぇ？ありゃくぅんをたのし！にしゅるの」
ただの腕白で可愛い3人だと思ってた
俺たちが3人を支えるだけだと思ってた
まさか自分が支えられるなんて
考えもしなかった
涼太の口から出てくる次々の言葉に涙がこぼれそうになる
こんな“悪戯”という形で
俺を楽しませてくれて
幸せな気持ちにしてくれて
ありがとう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「LDH」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し20605号(プロフ) - すりいちごさん» ありがとうございます！！！続きも楽しみにしてます^ ^ (2021年3月12日 17時) (
レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
すりいちご(プロフ) - 名無し20605号さん» ありがとうございます！リクエストの作品書かせていただきました。 (2021年3月12日 17時) (レス) id: 57e138f2bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し20605号(プロフ) - すりいちごさん» 主さんの作品だいすきです！楽しみにしてます！ (2021年3月11日 20時) (レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
すりいちご(プロフ) - 名無し20605号さん» リクエストありがとうございます！移行後に書かせていただきます (2021年3月11日 19時) (レス) id: 57e138f2bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し20605号(プロフ) - 涼太くんが胃腸炎になるお話がみたいです！ (2021年3月11日 17時) (レス) id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すりいちご | 作成日時：2021年2月17日 9時
