7人兄弟

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龍友サイド



今までのことを全て裕太に打ち明け、

なんとなくすっきりしている




裕太も心なしか

さっきよりは顔の曇りが取れた様





「これから三学年の発表があります。保護者の皆さんは是非二階までお越し下さい！」



そんなアナウンスが入り

二階へと向かう





裕「懐かしくない？この階段」

龍「たしかに」




僕らも昔通ってた保育園



うさぎとくまの絵が描いてあるこの階段は


10年経っても変わってない






前よりだいぶ汚くなった階段

僕らもいっぱい汚したもんな









二階にあがり教室に入ると


涼隼玲「いらっしゃいましぇ！」



龍裕「へ？」



思わず2人して間抜けな声をあげる



何やらお客さんの僕達を迎えるときは

いらっしゃいませが良いという三人の考えの様で








裕「そろそろ先生とこ行かなくていいん？」

涼「いってきましゅ！」

隼玲「いって、きましゅぅ！」



やっぱり涼太はお兄ちゃんやなって


そんなこと考えて椅子に腰掛けると





龍「うわ！」


思いの外低かった椅子



そりゃ保育園生やもんな



裕「高校の椅子の五分の一くらいの高さやなw」

龍「細か」








そんな呑気な会話をして

発表を待つ









「最初は年中さんの発表です！」

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