7人兄弟

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裕太サイド



龍友は玲於と隼、俺は涼太のクラスへ



入るとすぐに俺に気づいたようで



僕の方を向いてニコッと笑う


他の子のお母さんやお父さんがいる所に俺も立ち、



涼太の様子を伺う






「今来た高校生くらいの子って涼太君のお迎えに来てる子よね」

「そうそう。あともう1人高校生の子来てるわよね」




そんな言葉が聞こえてくる




話してる本人達は聞こえてないと思ってるだろうけど聞こえてんだよね




まぁある程度は免疫ついてんだけど









「あの、涼太君のお兄さんですか？」


ぼーっとしてたら急にそう話しかけられる


一体何なんだろうか


裕「そうですけど…」

「私、青山陸の母でして、よく涼太君に仲良くしてもらってるって聞いてて…」

裕「あ、そうなんですね。涼太はなかなか保育園のこと話してくれなくて…」

「でも、陸から聞いたんですけどお兄ちゃん達のこと大好きだって言ってたそうですよ。」

裕「ほんとですか？嬉しいです。」



素直に嬉しい


そう感じていたのに









「あの、ご両親は…？」

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