7人兄弟

参観日 ページ14

龍友サイド




今日は保育園の参観日



裕太と手分けしてちび達のクラスを回る



まず僕は玲於と隼の教室



まだ双子は僕に気づいていない様



にしてもみんなお父さんとかお母さんとかが来ててなんか僕目立つな




先生の話が一通り終わり工作に



机を移動しようとした所で僕に気付いたみたいで



隼「あ、りゅとくぅん！」

玲「りゅとくぅん！」


そう言って僕に手を振ってくる双子

なんて可愛いんだ………



て言ってる場合でもなく先生の話が始まっても僕の方を見てくる







先生の話聞きな



と手で促すと


コクっと頷いて前を向く






僕の弟ってこんな聞き分けの良い子やったっけw









先生「それじゃあ、保護者の方もお子様の側に行って一緒に作ってみてください。」


その言葉と共に子供たちが

「ママ」や「パパ」

「お父さん」、や「お母さん」



そう声を上げる








そんな中玲於と隼は龍友“君”

そう呼ぶ





なぜかその言葉に自分でもよくわからない気持ちが込み上げてきて









2人の呼びかけに笑顔で振り向けなかった

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