【男主】彼女より友達

禁酒 ページ8

先日、俺は…きっくんが制止してくれたのを無視してビールを飲んだ結果……えおえおに、お世話になった。



その前は記憶にはないが酔っ払ってうっしーに、お世話になったというのに
…我ながら情けない。



『ーということで、俺は禁酒します！！』



俺の家に集まったガッチさん、うっしー、レトさん、キヨが俺の方を見る。



「うん。それが良いよ」

「おー、頑張れ」

「応援するけどさ…Aくんの手に持ってる物を見るとね…」

「ビール片手に説得力ねーから」



キヨに突っ込まれた通り、俺は缶ビールを片手に持っている。



『いや、これ空だから』

「空なのは、さっき飲んだからだよね？」

『そうです』

「じゃぁ…アウトでしょ」

『え、どこが！？飲んだのは禁酒宣言の前だからセーフでしょ！！』

「まぁ、セーフじゃない？」

「レトさん！Aを甘やかすなって」

『キヨは、もっと俺に甘くて良いけどな！』




酒の入った状況で禁酒宣言する俺に、もうアウトだろ。一応セーフじゃない。と軽く議論になる。



「で、どれぐらい禁酒するの？」



ガッチさんの質問に、期間なんて考えてなかった。と思いながら



『1年ぐらい』

「守れなかったら、俺ら全員に焼肉奢れよ」

『じゃぁ…やっぱ半年で』

「短くなったw」

「焼肉楽しみだな〜」



もう焼肉を奢って貰えると思っているキヨ達に




『まだ、分かんないから！俺、ちゃんと禁酒するからね！！』



そう言ったが



「「「「いや〜無理でしょ」」」」



声を揃えて否定される。



俺は意地でも半年は禁酒して、コイツらの鼻を明かしてやる！と誓った。




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