騒がしい兄 ページ11
俺の家にキヨが遊びに来て、そのままキヨが泊まって行く事になった。
『キヨは、ソファで寝てよ』
「え、やだ」
『俺ん家、敷布団ないからソファで我慢して下さーい』
「ベッドで一緒に寝れば良いじゃん」
『やだ。狭い』
「Aのベッド大きいから大丈夫だって」
そう言って勝手に寝室に向かうキヨ。
『まじで一緒に寝んの？』
「ほら寝るぞ」
『キヨ…お前、俺の家なのに偉そうだな』
「気にするなって」
まるで自分の家のような態度のキヨが、俺をベッドに引きずり込む。
(まぁ…眠いし。良いや)
細い事は気にせずに寝よう。と寝てしまったのが間違いだった。翌日…面倒な事になるとも知らず……。
「A、起きろ！これはどういう事だ！！」
誰かが大声で俺を起こす。隣の温もりからしてキヨじゃない…一体、誰だよと目を覚ます。
『………何でここに居るの。兄貴』
「合鍵で入ってきたんだ」
いつの間に合鍵を作ったんだよ。と思いつつ
『へぇ……俺、寝るから』
「おい！寝るなよ！」
再び寝ようとする俺を兄貴が引き止める。
『……何？』
「隣の男は誰なんだ！？」
『キヨ…友達…』
「友達なワケないだろ！？」
ギャーギャーと騒がしい兄貴に、流石のキヨも起きて
「Aのお兄さん、静かにしてもらえます？」
と兄貴に言うが
「お、お兄さんってお前に呼ばれたくない！」
何故か兄貴の怒り触れたらしく余計煩くなる。
『兄貴、落ち着いて。何をそんな怒ってんの？』
「A、付き合ってる男はいないって言ったよな？」
『言ったけど』
「じゃぁ隣で寝てたコイツは誰だ！どういう関係なんだ！？」
『だから友達だって』
「お前は友達と同じベッドで寝るのか！？」
『…寝るけど』
「！？」
俺の言葉にショックを受けたのか固まった兄貴はブツブツと
「まさか……Aが…そんなわけ…」
独り言を言っていると思うと
「Aは…Aは尻軽なんかじゃなーい！！」
そう叫びながら俺の家から出て行った。
(なんか…1番面倒な人間に誤解された気がする…)
どんどん家族に誤解されていくと思うと頭が痛くなる。
「静かになったし二度寝でもするか？」
『…そうする』
今、あった事は忘れよう。と俺はキヨとまた眠りについた。
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有栖(プロフ) - 笹塚さん» お気遣いありがとうございます！笹塚さんも気をつけて下さい(^^)暑さにダウンする事もありましたが、これからも頑張ります♪ (2020年7月26日 21時) (
レス) id: a727dc9d46 (このIDを非表示/違反報告)
笹塚(プロフ) - 待ってました！夏はついつい身体を冷やしちゃって風邪ひくときがありますね・・・作者さんもお気をつけてヾ(･ω･`;)ﾉ (2020年7月26日 20時) (レス) id: 33e8046356 (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - 笹塚さん» お待たせしました！少しずつまた更新できたら良いな…と思ってます(*'▽'*) (2020年4月7日 15時) (レス) id: a727dc9d46 (このIDを非表示/違反報告)
笹塚(プロフ) - 待ってました！仲のいい人に嫌いって言われたら傷つきますよね・・・仲直り出来てよかった！ (2020年4月7日 14時) (レス) id: 33e8046356 (このIDを非表示/違反報告)
笹塚(プロフ) - 有栖さん» 更新されることがうれしいんです！体調気遣ってくださりありがとうございます☆-（ゝω・）v (2019年12月3日 13時) (レス) id: 33e8046356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有栖 | 作成日時：2018年2月14日 19時
