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ー夢主視点ー
23時頃にパーティーはお開きになり、
皆は帰っていった。
まりんくんや皆には
「俺たちが帰ったらプレゼント渡しな。」
って言われていたからまだプレゼントは渡してない。
でも…渡すタイミングが掴めない…！
いつ渡せばいいの…！？
私がどうしよう…と考えていると
ちょんちょん、と肩をつつかれた。
「？」
芝「…ねえ、Aからはないの〜？プレゼント。
Aからまだ貰ってないと思うんだけど。」
「あ、え、えっ…と…。」
じっ…と至近距離でまっすぐ見つめられ、
私は思わず固まった。
…すごい、綺麗な顔…。
芝「…A？…おーい？」
「あっ…！ ご、ごめん！あるよ、プレゼント！」
私は慌ててメッセージカードと一緒に
プレゼントを渡した。
芝「え、このネックレス…！」
「りりりちゃんとATYで買いに行ったの。
芝健緑色好きだし、エメラルドは5月の
誕生石だからぴったりかなって思ったんだけど…。」
芝「これ雑誌で見てめっちゃ欲しかったやつだよ〜！
嬉しい！ありがとうA！！！」
「ほ、本当？ よかったあ…。」
喜んでもらえて、ホッと息をつく。
芝「早速つけてみよ…あっ！」
「？」
芝「Aがつけて！」
「え、わ、私？」
芝「うん！Aがくれたものだし、
Aにつけてもらいたい！…ダメ？」
「う、うーん…、いい…よ？」
芝「やったぁ！じゃあ…はい！」
芝健にネックレスを手渡される。
私はネックレスを片手に芝健の背後に回る。
「じゃ…じゃあ、失礼しまーす…。」
芝「はーい。」
…なんだろ…？
なんか、胸？心臓？の辺りが…なんか…、
バクバク言ってる…？
顔が、熱い？
なんだろう…？緊張？風邪？
いつもより、芝健が近いからかな…？
芝「…A？ 終わった？」
「っ…！？？」
その芝健の言葉にハッ！と我に返る。
ネックレスの留め具を慌てて留めた。
「う、うん、終わったよ…。」
芝「ありがとう！ どう？似合う？」
「うん。…すごく、よく似合ってる。」
芝「ほんと？ …大事にするね、これ。」
芝健は嬉しそうに笑い、首から下げられた
ネックレスに触れながら言った。
その笑顔を見て、また心臓の辺りがドクッ！と
大きな音を立てる。
私は突然自分の身に起こった異変に混乱しつつも、
「気に入ってくれたなら、よかった。」
という言葉をやっとの思いで口から絞り出した。
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、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月27日 7時) (
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作者名：まる | 作成日時：2019年11月25日 19時
