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ー夢主視点ー
「…可愛い。」
芝「でしょ!
これAに絶対似合うと思うんだよな〜!!
ほら、『罪の名前』のPVに出てくる女の子も
白いワンピース着てたしぴったりだと思うんだけど!」
「あぁ、確かにそうだったね。
…でも、私に似合うかな…。」
芝「大丈夫!似合うよ絶対!
…とりあえず試着してみたら?」
「うん…、分かった。」
私は芝健からワンピースを受け取って、
近くにあった試着室に入った。
いそいそと着ていた服を脱いでワンピースを着る。
壁に備えつけられている鏡で一度全身を
確認してみると…。
「…わぁ。」
普段はあまりワンピースなどは着ないから
なんだか新鮮な気分。
服を脱いだ時に少し乱れてしまった髪を手櫛で
整えてから試着室のカーテンを開ける。
「芝健!…どう、かな…?」
芝「あ、A! どうだっ…た…。」
ちょうど試着室の近くにいた芝健に声をかける。
芝健はパッとこっちを振り返り…そのまま固まった。
「………? 芝健…?」
芝「……………/////////」
「芝健? …おーい…?」
芝「……………//////////////」
名前を呼んでもヒラヒラと目の前で
手を振っても反応しない芝健。
なんかよく分からないけど、
顔が赤いようにも見える。
…ど、どうしたんだろ…? 突然…。
…もしかして…似合ってない、のかな…。
「…に、似合って…なかった?」
芝「!! …ち、違う! そうじゃなくて…!」
不安になって思わずそう聞くと芝健はやっと
我に返ったらしくブンブンと勢いよく
首を横に振った。
芝「…えっと、思った以上に…、
その…可愛かった、から…///////////」
「………っ!?///////////」
芝健の口から飛び出た言葉にカッと顔が熱くなる。
「…そ、そう?
じゃあ…これに、しよう…かな…///////」
芝「う、うん…///////////」
『着替えるね』とだけ言い残してから
試着室のカーテンを閉める。
「…………。」
『可愛かった』…かぁ…。
鏡を見てみると、私の顔は真っ赤だった。
「…顔、あっつ…///////////」
とりあえず…芝健の衣装も見なくちゃいけないから、
早く着替えよっと…。
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、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月27日 7時) (レス) id: 804e3be68a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2019年11月25日 19時