【antsa】公園で出会った彼は-3-【Sibaken】 (ページ3)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:39,886 hit

96 ページ3

ー夢主視点ー

完成したメッセージカードを持って芝健宅に戻ると
カナタさんから「さっきあと少しで家着くってまりんから連絡あったよ」と伝えられた。

そう言われると突然緊張してきた。

サプライズとか、初めてだったし…。

部屋の電気を消してじっと待っていると、
玄関の方からガチャガチャと鍵を開ける音が
聞こえてきた。

芝「皆本当に俺んちにいるの？
中電気ついてなくない？」

ま「いいから。さっさと歩いて。
中入れないんだけど。」

芝「ええぇ…ごめんって～。」

という話し声が廊下から聞こえてきたから
私達は無言でアイコンタクトを取り、
予め手に持っていたクラッカーをリビングの
入口に構えた。

ーーーーーガチャッ。

芝「んー…？え、マジで皆いなくない？
ってか部屋暗っ…。電気電気～…っと。｣

カチッ。

リビングに明かりがついた。

私達は電気がついたのとほぼ同時に

パンパンパンッ！！！！！！！

とクラッカーを鳴らした。

芝「うわぁっ！？？ …えっ？な、何…？」

ま「…せーの！｣

「「「「「芝健！誕生日おめでとう！」」」」」

私たちの言葉に芝健は少しの間ポカンとしていた。

芝「…え…、え…？」

ま「Aがこれ全部計画してくれたんだよ。」

芝「！！ …A、が？｣

ま「うん。サプライズにしようって
言ったのもA。料理も全部Aが
作ってくれたし…。」

カ「部屋の飾り付けは俺とふみとまさとと
ハネルでやったけどね～。」

そこで芝健が私の方を見た。

芝「…A。」

「…お世話になってる人の誕生日だし…、
ちゃんと、お祝いしたかったんだ…。
…迷惑…だった？」

芝「……っ！ううん！
すごく…嬉しい…！！！」

その言葉に、私はホッとする。

皆は芝健にプレゼントを渡していた。

私？私はパーティーが終わった後に渡すことにした。

なんか、そうした方がいいってまりんくんに
言われたから…。

芝「うわぁ～！すっごい嬉しい…！！」

と芝健は私以外のメンバーから渡された
プレゼントを両手に抱えて満面の笑顔を
浮かべている。

「…そろそろ、ご飯食べますか？」

ま「ん、そうだね～。
冷めちゃわないうちに、食べよっか。」

芝「やった～！ Aのご飯～♪♪」

その後は料理やケーキを食べながら皆でお喋り
したり食後はゲームをして遊びながら過ごした。