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夢主視点
びっくりして見上げると、私の頭に
手を乗せているのは芝健だった。
芝健はそのまま無言でワシャワシャと
私の頭を撫で回す。
「え、な…、何？」
彼の行動の意図が分からずされるがままに
なっていると、パッと手を離される。
芝「…Aはもっと自分に自信を
持った方がいいと思うよ！」
「！」
芝「俺達皆、純粋にAのこと
すごい！って思ってるんだから。ね？」
「…芝健…。」
芝健はニコッと笑った。
「………。」
…なんでだろう？
その笑顔を見ると、なんだかすごく
安心するんだよね…。
「…うん。ありがとう…。」
まり「ねえ、Aって踊り手とかやらないの？」
その後しばらく皆の練習を見ていると
そうまりんくんに声をかけられた。
「んー…、踊り手さん達の動画を
見るのは好きだけどね…。」
まさ「そうなの？もったいないよ。
あんなにかっこいいダンス踊れるのに…。」
まさとくんの言葉に私は曖昧な返事を返す。
元々必要以上に人から注目されるのが
あまり好きではなかったし…。
けど踊り手さんの動画を見ていると
「楽しそうだな」と思うし
「この人達みたいになりたい」っていう
願望も無いわけではなかった。
個人的な考えだけど、踊り手っていうのは
「ダンス」という形で見た人を喜ばせられる、
楽しませることのできる人だと思ってる。
踊り手だけじゃなくてプロのダンサーさんとか「ダンス」を仕事にしてる人達に関してもそう思う。
そんな人達に自分がなれるとは、
到底思えなかった。
「あの頃」の私はダンスを趣味というよりかは
「唯一の心の支え」みたいに思っていたから。
もちろん、ダンスをしていると楽しいし
踊ることは大好きだけど。
純粋に楽しんでいたわけじゃない。
ダンスを続けていないと確実に
「自分の何か」が壊れる。
そんな確信のようなものが「あの頃」はあった。
だから中学の頃ダンス部をやめても
ダンス自体は続けていた。
「あの頃」の私はダンスを心のどこかでは
「精神安定剤」的なもののように思っていた。
そんな私が、「純粋にダンスを
楽しむことの出来ない」私がダンスで
人を楽しませるだなんてできっこない。
そう思ってたから。
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リマ - わわわわわわ！御採用とっても嬉しいです、ありがとうございます。スーサイドパレヱドかっこよくていいですよね…次のお話も楽しみにしてます！陰ながら応援してます！！！ (2018年12月23日 0時) (
レス) id: 7ca6700d69 (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - コメント失礼します！撥条少女時計とかどうでしょうか。 (2018年12月16日 21時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
カイム(プロフ) - コメント失礼致します。Blessingはいかがでしょう？うまくは言えないのですが、「生きて」という意味がこの小説に合うと思ったので。この小説大好きです！更新頑張ってください！ (2018年12月16日 20時) (レス) id: 16f201e568 (このIDを非表示/違反報告)
tudumi1218(プロフ) - コメント失礼します！ローいりぽん先生らが踊ってたリングプレイゲームはどうですか？実際の動画とは人数は異なりますが…ご検討お願いします！！ (2018年11月29日 13時) (レス) id: 83a06d5ecc (このIDを非表示/違反報告)
花家永夢(プロフ) - コメント失礼します。踊る曲であれば、｢威風堂々｣などいかがでしょうか？ (2018年11月27日 23時) (レス) id: dcf179eb42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2018年7月14日 9時
