【名探偵コナン】私の運が尽きたあとの話【降谷零】

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ーーピチョンｯ……



頬に何かの水滴が落ちる感覚に目を開ける。

ゴロンと転がり仰向けになると上からは大粒の雨が降ってきた。




｢死んでない……｣



組織が開発した毒薬APTX4869を飲んだ筈なの生きてるなんて、運がいいのか……



(ここで寝ててもどうにもならない。
取り敢えず家に……)



そう思って立ち上がろうとするとーー


ズル……



｢あ、あれ？｣



服が異様に大きい。

辺りを見回すと鏡があったのでそこまで歩く。



｢…………あ、はは、ははは…｣



わ、笑えない。

自分が小さく、しかも小一くらいになってるなんて




｢ついてない……｣



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