ぐだぐださえも愛おしい_ju×s_juside ページ6
(やっぱ、言い過ぎだよな)
CM中に少し強く
ねぎニュースについて
いってしまった
『ここまでのお相手は
SixTONESの田中樹と』
「高地優吾でした」
『んはっ、森本慎太郎でした』
カフを下げて
ヘッドホンを外す
１時間半のラジオが終わった
あっという間の１時間半
時間が経つのは早い
「…ごめん、ラジオ中に言いすぎた」
『いや全然、大丈夫
まぁ、パイロット版だし？
これから伸びしろしかないっしょ？』
「あはっ、次回もやる気じゃねぇか」
そんなたわいもない話をしつつ
ひえおじたちに挨拶をして
ブースを後にする
次もやる気なら
協力してやってもいいかもな
『次のねぎニュース、
一緒に考えてやろうか？』
ほら最近、舞台で
全然ご飯も行けてないだろ？
と続ける。
ラジオ終わりに
慎太郎とご飯に行って帰宅する
今は舞台期間中だから
その時間が取れないことを
気にしていたし
俺自身もその時間を楽しみにしてた
この気持ちは伝えていない
２人での仕事もなかなかないから
ラジオの時間はとても貴重で大切
タフネスが多すぎて
高地とラジオをやりたいって言ったけど
舞台で削られてなければ
慎太郎とラジオをやりたい
この時間だけは
慎太郎を独り占めできるから
『そうだな、
次は樹に突っ込んでもらうのも
アリかもしれないな』
「俺を巻き込むなよ」
笑い合いながら、
送迎車に向かう
そんなこと本心じゃない
積極的に巻き込んでくれたら
と思ってしまう
だから…
「…でもさ、
あのぐだぐだな雰囲気も
慎太郎らしくて好きだけどな」
まだ怖くて伝えられない
好きという言葉を
誤魔化して伝える
慎太郎が何かをつぶやいてる
ちょっとだけ開いた距離が
もどかしくなってくる
この時間をもっと長くできたらいいのに…
「なぁ、やっぱり
今日俺ん家こない？
出前とるから泊まってけよ」
明日は舞台だし２公演ある
でも慎太郎の回は
次いつになるかわからないから
『…うん』
そう、慎太郎が答える
着いたらすぐ食べられるように
一緒にご飯を選んでいく
特別な時間はまだ続きそうだ
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作者名：かのん | 作成日時：2022年9月17日 22時
