nqrse宅 ページ16
…さぁ着きました…なるせちゃんの家…さすがの私でも疲れてきました…でも、ゴールが見えてきたので寝ないし諦めません!!
「とりまのピンポンしよう…うん。」
ピンポン
あ、これ短いやつなんだ…なんか、なるせちゃんに夜中に来んなって怒られそうで怖いなぁ…ま、ここで諦めたらせっかくの企画が壊れるんでね。頑張って頑張りますわ…。
『はーい?』
「宅配便でーす」
『はい、分かりました』
…明らかに不機嫌そうな声だったなぁ…あらき君が今いたら怖くないんだけどな…。でも、あらき君が来たらちょっといや、色々とダメだわ
「あ、前に立ってな」
前に立ったら突然ドアの向こう側から手が伸びてきて私の腕を掴んで部屋の中に入れ、口も押さえられ声も出なくなった
「んふぐぐ!!んぐいふ!!」
「はいはい、離すから…煩いよ…」
口と腕の拘束が解かれ自由になるとやってきた人物やっぱりか…と思ってしまった。…絶対怒られる…!!
「お前さぁ…時間考えてみろよ…こんな時間に宅配頼むか?普通」
「私だったら頼む時あるけど…」
「お前じゃなくて、俺!!…で、用件は…?」
ですよね、やっぱりなるせちゃんでしさよ。怒るよねこんな時間に来たら…ま、半分分かってやってんだけどさ…。いや、あのごめんなさい。あ、用件用件
「T…Trick or Treat…」
なるせちゃんがちょっと怖くて<!!>は付けれませんでした。なんかやっぱりごめんなさい。…でも、企画しちゃったし、やらないわけにはさ…いかないのよ…リスナーさんが待ってるのよ…!!ごめんね、なるせちゃん、みんな!!
「は?それだけの為に来たの?俺ん家に?」
「ごめんなさいぃぃ…」
「いや、別に怒ってないよ?こんな暗い夜道を一人で来たのに怒ってんの」
「はい」
はい、怒られましたね。…でも別に変な人いなかったしさ?夜道一人で歩いても私大丈夫な気がするんだけど…?
「ま、いいや。はいチョコあげる。さっさと終わらせて家に帰れよ?送ってあげられないけど」
「…!!ありがとう!!すぐに終わらせて帰れるように頑張るわ!!」
「おう、行ってらっしゃい」
「うん!!行ってきます〜バイバーイありがとう!!」
お礼を言ってから急いで次の家へ向かう。なんか、家に帰りたくなってきた。頑張って早く終わらせよう!!
「もうすぐでラストだ!!頑張るぞー…おー!!」
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作者名:音音 | 作成日時:2018年10月31日 18時