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amatsuki side


「ん!?なにどうしたの?急に名前で呼んで」


いつもは名前…本名では呼ばれないのに突然、本名で呼ばれ驚いてしまった。呼んだ本人は、というと…


「も、もしも、……私が、…………らど、……ど………?」


…何かを伝えたいことは分かった。何て言ってるのかが分からないんだよね。Aって一定の基準より緊張すると声がものすごく小さくなるんだよね。なんの話なんだろう?


「え、ごめん。もう一回言って」


Aから出た言葉に耳を疑ってしまった。





.





.





もしも私が死んだらどうする____?




そんなこと、そんなこと考えたくない。


どうして悲しそうな顔じゃないの?


どうしてそんな優しい顔をしてるの?


どうして…


どうして僕の心を読めるの…?


そんな考えが頭の中をグルグル回った。嫌だよ、Aがいなくなったら…
僕は、僕はさ、誰のために生きていけばいいの?


「……ごめん、変なこと聞いたね。林檎もう一個食べたいな」


「……あ、うん。林檎だね、あーん」


「あー」


僕はAがタヒんだらどうするんだろう。泣いちゃうのかな?誰かに慰めてもらうのかな?…本当にどうするんだろう。
でも、まだ余命宣告はされてないし…あ、Aの親いないから僕が聞くことになるのかな?


「あまつき?」


「うん、え?何?」


「ううん、なんでもないよ。あまつきがぼーっとそとをみてたからさ」


…勘違いだったら違ってくれ。しゃべりが幼くなってる気がするんだけど…。呂律が回ってないというか…漢字変換してって言われても全部平仮名になりそうなしゃべり方なんだけど…。


「あ、そう?ボーッとしてた?あ…、今日坂田たちが来るってさ」


「ほんとうに!?やったー!!さかたんたちに会えるんだね!!」


「うん、良かったね」


少しは戻ったなしゃべり方。さっきよりは幼さはないっちゃない。うん、大丈夫だよ。


「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン」


「ん!?…さかたーん!!会いたかったよ!!」


「Aー!!俺も会いたかったんよ!!」


噂をすればなんとやらよ


うらさかが来ましたよ。坂田はAにハグしたいみたいだけど、できないと思う。こうゆうのを見るとハグさせてあげたくなるんだよ…


「A、久しぶり。愛に来たよ」


「うらたん久しぶり!!」


「浦田さん。会いに行くの会いを愛にしないでください」



これは許せないな。愛に来たよはさすがの俺でもダメ。会いに来たよなら許すけど

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設定タグ:歌い手 , 短編集 , 浦島坂田船   
作品ジャンル:その他
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作者名:音音 | 作成日時:2018年10月21日 5時

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