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君が好き 28 ページ28
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次の日の朝。
佐藤くんの部屋に行くと私に気づいたのか目を覚ます佐藤くん。
「ごめん、起こしちゃった?」
「大丈夫、、ゲホッ、ゴホ…」
無理しないでと背中をさする。
熱を計ると37.5。まだ万全じゃないみたい。
「今日は学校休みだし、もう少し寝てなよ」
私はもう一度佐藤くんを寝かせた。
私が朝ごはんを食べてると家のチャイムがなった。
私が出ると佐藤くんのお母さんが来ていた。
「うちの勝利が迷惑かけてごめんなさい。」
佐藤くんのお母さんはげっそりしてて
ものすごく疲れてるように見えた。
「全然大丈夫ですよ」
奥から私のお母さんがでてくる。
聡から聞いた話、
佐藤くんの家は、佐藤くんが小さい時に
お父さんと離婚して借金までしているらしい。
その借金を返さなきゃいけない上に、佐藤くんの私立の学費もあった。
それで今もまだ返しきれずに働きながらなんだとか。
「勝利、帰るわよ」
起きてきた佐藤くんの手を引く佐藤くんのお母さん。
佐藤くんはふらふらと手を引かれるままに歩く。
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作者名:花音 | 作成日時:2017年10月21日 18時