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君が好き 16 ページ16
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少し涼しくなった風に短めのスカートをなびかせて走る。
下ろしてた肩まである髪がふわふわと揺れる。
靴箱まで来て私は急いでローファーに履き替えた。
そして校門を出てすぐ彼を見つけた。
「佐藤くん!」
佐藤くんは振り返る。
「あ、中島さんか。どうしたの?」
優しく笑って歩み寄る佐藤くん。
「いや、あの…一緒に帰りませんか?」
佐藤くんは私の言葉に目を丸くした。
「別にいいけど…いつもの子達は?」
いつメンのことだろうか。
「いいのいいの。佐藤くんと帰りたい気分!」
私は火照った顔がバレないように佐藤くんの前を歩いた。
2人でバスを待つ。
私はすっかり汗ばんだうなじを解放するために髪を結んだ。
春はまだポニーテールできない長さだったのに
すっかりポニーテールできる。
バスが来て空いてる席に並んで座った。
佐藤くんは窓の外から景色を見ていた。
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作者名:花音 | 作成日時:2017年10月21日 18時