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君が好き 14 ページ14
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朝の会が終わり、みんな集まってくる。
「どこから来たのー？？」
明里はさっそく質問。
「東京から」
佐藤くんの言葉に周りは叫ぶ。
お兄ちゃん達と一緒なんだなぁ。
「俺岸優太！勝利って呼んでいい？」
勝手に自己紹介を始める岸。
負けじとみんな自己紹介を始める。
佐藤くんは嬉しそうだった。
授業が始まると佐藤くんは
「教科書まだないから」
と私の席に寄せた。
すごく近くなる距離に
ぶっちゃけ授業なんて入ってこない。
「中島さんはどうしてこの間海にいたの？」
授業の途中でいきなり質問してくる佐藤くん。
「え？あ…お気に入りの夕日が見れるからかな」
すると佐藤くんは笑った。
優しい優しい笑顔だった。
「どうして笑うのー？」
私はそれが少しおかしくてつっこんだ。
「いやーなんでもない」
いつもは眠たい眠たい国語のはずなのに
佐藤くんとコソコソと話してると眠気なんかすっ飛んで
楽しかった。
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作者名：花音 | 作成日時：2017年10月21日 18時
