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アイドルが42人 ページ42

あおい「あおいのへや!

みなさんこんばんは、御堂あおいがお送りするあおいのへや、本日のゲストはこちらの方です」



貴女「音海Aです」



あおい「今日はこの二人でやっていきますがその前に音海から話があるそうです」



貴女「先日の記事についてですが記事の男性とはお付き合いさせていただいています。

私がアイドルを始めたのは今から約3年前になりますが始めた頃は歌もダンスも大好きでそれ以上のものは無いと思っていました。

しかし学校に行くようになってからは歌やダンスよりも学校の方が楽しくなってしまいました。また学校へ行き始める前から悩まされていた心無い一言で精神的に疲れてしまっていました。それだけじゃなく握手会での心無い一言にも悩んでました。

辛い時期に出会って精神的に支えてくれた彼を好きになりました。

私も彼と相談してもうアイドル活動に悔いはないと判断したので私は今月いっぱいでアイドルを卒業します」



あおい「ありがとう

否定しないんだね、記事については」



貴女「否定する理由ないから」



あおい「好きなの?」



貴女「好き」



あおい「そっか」



貴女「付き合う前に何のためにアイドルを頑張れてたのか分からなくなって、生きてる意味すら失いそうだった」



あおい「彼氏イケメン?」



貴女「かっこいいよ、優しいし」



あおい「ちゅーした?」



貴女「した」



あおい「好き?」



貴女「だいすき」



あおい「素直にしゃべっちゃうのね」



貴女「だって好きなんだもん」



あおい「初恋?」



貴女「そう」



あおい「こうなった時の覚悟してたの?」



貴女「好きになった時点で全部捨てても彼を選ぶ覚悟は出来てた。

多分みんなは高校生の恋愛すぐ別れるって思うかもしれない、一時の感情に流されるなっていう人とか絶対いる。

正しい選択をしろって事務所の人にも言われた。でもね、正しい選択なんてこの世にない。正しかった(・・・・・)選択なんだよ。

私が彼を選んだこと、正しかった選択にしてみせる」



あおい「そっか

でもさ、すごいよ、Aの彼氏さん

あんなに恋愛に興味なかったのにこんなに簡単に変えちゃうなんて」



貴女「そうだよね

私がアイドルじゃなかったら、騒がれることも無かったのかな」

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作者名:ゆい | 作成日時:2022年1月25日 7時

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