苺の香り５２ ページ3
五条「厄介なのに見つかったな、傑」
乙骨「それより、あの人Aの父親って」
貴女「私のパパは悟くんだよ、ママは傑くん、お姉ちゃんは硝子ちゃん」
夏油「私、性別変わってるんだけど」
五条「A、そろそろ話した方がいいかもしれない、Aの母親と父親について」
貴女「うん
憂太、お願いがある、お母さんの話を聞く時、一緒にいて欲しいの
私、怖いから」
乙骨「うん、わかった」
五条「よし、じゃあ場所変えよう、僕と傑と憂太とAは抜けるけど訓練しといてね」
真希「おう
１年は任せな」
.
五条「さて、楽巌寺茉莉花についてだ、茉莉花は呪術高専の先生だった」
夏油「Aと同じ、文献操術、透明化の使い手で特級だったんだよ」
貴女「お母さんが、特級」
五条「僕たちが出会った時にはもう既に結婚しててAを産んだ後だったよ
僕が４年になる前、変だと思ったんだ
任務でもないのに増えてる痣にね」
夏油「その後僕たちが聞かされたのは鈴宮茉莉花が死を選んだこと、それから旦那である鈴宮音葉からの暴行を受けていたことだった」
貴女「！？
私、逃げたんだ、お酒に浸るお父さんが怖くて、まだ京都にいた頃、、怖くて逃げたんだ」
乙骨「ゆっくり呼吸して」
貴女「うん」
五条「そこで拾ったのが僕って訳、傑に返してこいって言われたけど返してたら危険だったよね」
夏油「まあね」
貴女「お母さんの術式を丸々引き継いでてお父さんの術式は？」
五条「全く引き継いでない」
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作者名：ゆい | 作成日時：2022年1月8日 8時
