苺の香り60 ページ11
貴女「桜の舞 花酔」
呪霊が消え、走り出す
貴女「(いる、ここだ)」
ドアを蹴破る
音葉「もう来たのか、A」
貴女「呪術規定に基づき、呪詛師として認定し私が今ここで祓います」
音葉「どうだか」
貴女「文献操術 万葉集
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」
音葉「返歌
紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に我恋めやも」
貴女「(文献操術の対処の仕方を知ってるの!?)」
音葉「文献操術の対処なんて10年前にやったんだよ、バーカ」
貴女「桜の舞 香」
音葉「なんだそりゃ、桜の舞」
貴女「桜の舞 乱れ斬り」
.
音葉「ふぅー、こんなもんか」
貴女「ケホッケホッ」
音葉「ヘッタクソだな、文献操術も桜の舞も透明化も母親ほどの精度じゃねぇ」
貴女「ケホッケホッ
(悟くん、ごめんなさい、私、使います)」
音葉「?
何だ、何で立ってられんだ」
貴女「文献操術 源氏物語
限りあれば薄墨衣浅けれど涙ぞ袖を淵となしける
葵・物の怪」
音葉「クソっ何追いついてやがる」
貴女「桜の舞 蛇腹蝶舞」
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作者名:ゆい | 作成日時:2022年1月8日 8時