アイドルだって恋したい！【柿原徹也】 (ページ22)

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卒業ページ22

貴女「卒業コンサートがこのご時世できないので、リモートトークショーを卒業コンサートに代えさせていただきます

ということでメンバー全員はいないのですが元メンバーの進藤楓ちゃんに来ていただきました」

楓「楓でーす

卒業おめでとう！」

貴女「ありがとう

今日何話そっか」

楓「やっぱりみんなあの報道の話が聞きたいんじゃない？」

貴女「そうだよね

えっと、私としては真剣にお付き合いさせていただいてます」

楓「うん...

私は一応知ってはいたしでもこれは私が言うべきじゃないと思ってたけど言うね

私は親友としては応援したい

けどアイドルとしては応援できないなって思います

ファンの方を裏切ってしまうことだから

ファンがついてなんぼのお仕事だから」

貴女「うん

楓の言う通りだよね

私はリーダー失格です

でも、私だって人間だし人を好きになることだってある

そこはわかってほしいです」

楓「そうだね

あ、見てほら

好きだったのに、裏切られたって」

貴女「ほんとにすみませんでした」

楓「あ、でもほら

アイドルは恋人じゃないんだから応援しようよって言ってくれてる人もいるよ」

貴女「お優しい方だ」

楓「それじゃあそろそろはじめよっか

本日ここは事務所のカラオケルームです

ということで何曲か歌わせていただきます

何歌います？」

貴女「んー楓と私のユニットのやつ歌おうよ」

楓「じゃあCHERRY BLOSSOMいっとこか」

貴女「よし、いこう」

熱唱後

？「ちょっと、イツメンで卒業式したいじゃん」

貴女「え！？」

聖奈「こんばんは～文月聖奈です

この度はお騒がせして申し訳ありません

SNSでご報告した通りになります

社長の計らいでAの卒業式に出させていただくことになりました」

楓「わぁーイツメンそろった～」

貴女「聖奈～

あ、聖奈来たからショコラ歌おうよ」

聖奈「いいねぇ

楓いるから下ハモできるじゃん

Aどっち歌う？」

貴女「上で」

聖奈「あ、私が主旋ね了解」

熱唱後

貴女「はぁ～楽しい」

楓「いや、超久々、懐かし」