青葉城西のお姉さん【HQ】

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それから数年が経ち




オリンピック出場のために、徹が日本にやってきた




私は無事大学を卒業し、就職もしていた。





27歳になりました。





就職って言っても、家で英語教室開いてるだけだけど。




徹の 迎えに行く


っていう言葉を信じて待ってた。



だから、安定した職に就くより



自営業の方が良いかなって思ったから。









及川 「A。




お待たせ。」





『おかえり、徹。』






及川 「俺と、結婚してくれる？」




『そのために、何年も待ってたんだから。



こちらこそ、よろしくね。』





及川 「愛してるよ。A。」




『私もだよ。徹。』






2021年





オリンピック終了後、







アルゼンチンに帰化して


アルゼンチン人になった元日本人との国際結婚を果たしました。








及川 「アルゼンチンに戻る準備は？」



『完璧っ！いつ来ても良いように、まとめてあるよ。』




及川「さすがだね。




よし、じゃあ行こっか！」





『うんっ！






そうだ徹』





及川 「ん？どうかした？」





『かっこよかったよ。



ナイスプレーでした。』





及川 「っ！！」




『へへへ、ずっと先延ばしにしちゃってたから。




これからも頑張ってね♡』





及川 「Aのためなら全力で頑張るよ。」









徹




ありがとう。






私を好きになってくれて。









お姉ちゃんお姉ちゃん って言われた私が





ようやく






脱・お姉ちゃん を出来たような気がするよ。







Fin.

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