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「いいよ。出なくて、僕気にしないし。
ほら、入っておいでよ。」
『う、うぅ…。ごめんね…』
「いいって。疲れてるんでしょ?それになんか悩んでるみたい。話してご覧よ」
『それがさ、、童磨と会ったんだけど逃がしちゃって』
「え、上弦と戦って怪我してないの?すごいね、さすがだよ。大丈夫。また今度殺ればいいんだから。」
無一郎くんは私が欲しい言葉をかけてくれる。
いつもいつもそうやって私にかけてくれるんだ。
嬉しいな…優しいよほんと。
『ごめん。じゃあ、そろそろあがるね。』
「うん。今夜は部屋、行かせてもらうから。泣きたければ泣けばいいし。じゃあまた後で」
この後本当に無一郎くんは私の部屋に来た。
まさか本気だなんて思わなかったから驚きよ。
「A、おいで。今日は僕の腕の中で眠りなよ。」
『うんっ…ありがとう。』
情けないと思うだろうか、16歳の先輩が14歳の後輩に抱擁されながら寝るなんて。泣き姿見せるなんて…
でもそうでもしないとやっていけない。無一郎くんは私の全てを受け止めてくれている気がするから。
すごい優しいんだもん。無一郎くん。
「ふふ、Aたまには甘えていいんだからね…」
って、呟いてたことなんて私は知らない。
次の日学校へ行き、体育の時間。
ものすごい怪しい波長を漂わせた人が来た。
『え、やば。』
鷹岡さんというらしい。
政府から来たんだと。
まあなんか私はめんどくさいから真面目に授業受けていた。けれど、色々と反抗して皆は殴られたり蹴られたり。
とても見てられなかったけど、止める訳にも行かなかったから見てるしかなかったんだけど。
ついには俺にこのナイフ当ててみろ って。
烏間先生が選んだのは、潮田くん。
なんでだろう、私達にやらせてくれればいいのにって思ったけど…
あの子には暗殺の才能があるから何も言わなかった。
『潮田くん、普通に歩けばいいよ。通学路歩くみたいにね。
当てれば相手は死ぬ。頑張って。』
とだけ声をかけた。
すると潮田くんは、普通に歩いて鷹岡先生の首を仕留めていた。
『前原くん、神崎さん、手当するからこちらへ。』
前 「お前、そんなこと出来んのかよ。」
『ふふ、うん。はい、出して。』
神 「すごい手際がいい…馴れてるの?」
『うん、そんな感じ。はい終わり。もう大丈夫。あんな無茶しなくて良かったのに。』
前 「気に入らなかったからさ。」
そうか…なんていい子なんだろう。
鷹岡の調査、誰かにお願いしようかな
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陽咲瑞姫(プロフ) - IZさん» ご指摘ありがとうございます!修正致しました。 (2020年5月28日 0時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
IZ - 宇髄さんの口調が、めっちゃ煉獄さんになってます! (2020年5月27日 17時) (レス) id: e168296e3e (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 夜桜さん» 大好き…ありがとうございます!嬉しいですっ! (2020年5月8日 18時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 水月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年5月8日 18時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - すごく面白いです!大好きになりました、頑張ってください!! (2020年5月8日 16時) (レス) id: f8c3b15696 (このIDを非表示/違反報告)
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