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必殺首コテンを繰り出した私は、窓の外を眺めていた。
するといきなり目の前にお兄ちゃんの顔が現れたもんだから
『ひぇ!?』
と、小さく驚いた。
「どうしたんだ?えぇ!」
『ちょ、炭治郎。声でかいわよ。』
「すみません…」
お兄ちゃんなにやってんの!?
え、お兄ちゃんが体育の教員として皆の前に姿表すのは明日でしょ!
なに見つかりそうになってるんだろうね?
『先生。すみません…転入早々申し訳ないんですけれど、慣れない環境に長く居たせいで少し頭痛がするので、保健室、行ってきても大丈夫ですか?』
こうやっていえばあの先生なら絶対に許可をおろす。
さらに炭治郎も一緒に行くように促すだろう…
と、私は読んでいるんだけど。どうかな?
殺 「おや、大丈夫ですか?それなら、竃門くんも一緒に行ってあげてください!」
「わ、わかりました!A、大丈夫か?肩を貸すからゆっくり行こう!」
『うん…、ごめんね、炭治郎。ありがとう。』
とまあこれはね、教室を抜け出すための手段ですので。
とりあえず保健室に向かって、お兄ちゃんを呼び出す。
何をやっているのだと!
「A、大丈夫か?嘘の匂いはしないからすごい心配だ…」
え、嘘の匂いしてないの!?ガッツリ嘘なのにっ!
『えへへ、炭治郎ごめんね。嘘の匂いしてないかもしれないけど、嘘なの。
ちょっと耐えられなくって…』
「そうなのか!まあ少しゆっくり休むといいぞ!」
『そうだね。ありがとう!とりあえずは、お兄ちゃん呼んできて貰える?』
「富岡さんだな!わかった。呼んでくるから待っててくれ!」
風のように炭治郎は去っていった。
いやすごいなっ!
「A、どうした。平気か。」
『あのねぇ、なんで窓から教室覗いてるの。馬鹿なの?ねぇ、馬鹿なの?』
「すまん…。心配で。」
『もう。心配してくれてるのは嬉しいけども。とりあえず、明日までは静かにしててねっ!
あと、茅野カエデっていう子、なんだか少し変な波長がするの。
御館様に報告して貰えないかな?』
「わかった。鎹烏を飛ばそう…」
『え、メッセージ送れば良くない?』
「A…よく思い出すんだ。御館様はメッセージ、使ってないだろ。」
『炭治郎!言われてみればそうじゃん。やだぁ、私の鎹烏ちゃん元気かな。奏ちゃん。』
「奏ならさっき空を飛んでいた。奏に頼もう。」
『そうだね。』
奏を呼び寄せて御館様に報告するように伝えて奏を飛ばした
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陽咲瑞姫(プロフ) - IZさん» ご指摘ありがとうございます!修正致しました。 (2020年5月28日 0時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
IZ - 宇髄さんの口調が、めっちゃ煉獄さんになってます! (2020年5月27日 17時) (レス) id: e168296e3e (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 夜桜さん» 大好き…ありがとうございます!嬉しいですっ! (2020年5月8日 18時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 水月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年5月8日 18時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - すごく面白いです!大好きになりました、頑張ってください!! (2020年5月8日 16時) (レス) id: f8c3b15696 (このIDを非表示/違反報告)
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