形見 ページ34
無一郎から刀を受けとっていた炭治郎
まあ、また完成してないから怒ってたけど
鋼鐵塚さん。
そのおかげで討伐成功したから、お礼はしたいよね。うん。
そしてなんと!!驚くべきは
『禰豆子?』
「だい、じょ、ぶ?」
『禰豆子ぉぉぉ!?
え、え、灰にならないの?大丈夫なの?』
「う、ん!大丈夫、だよ!」
と、鬼の始祖でも克服していない太陽を
我が妹は克服しましたよ。
皆さん。これはもう重大な事件です。
素晴らしい……
「姉さん」
『わ、炭治郎…大丈夫?』
「あ、あぁ。あの、これ…ずっと渡したかったんだ。
父さんの形見でもあるこの耳飾り。
片方だけでも姉さんがつけていてくれないか」
『いやでも……』
「姉さんは、竈門家の長女だろう?父さんもきっと、姉さんにつけていて欲しいと思ってるはずだ。」
『ありがとう。
それなら、片方だけ受け取ろうかな。』
「あぁ。そうしてくれ」
そう言った瞬間炭治郎は眠るように倒れ込んだ
それもそうか、あんなにボロッボロになりながら戦ったんだもんね。
無一郎もやばいし。
とりあえず隠の方々、頼みましたよ。
私は一足先に戻りますんで!!
「A?一体どこに行っていたのですか?任務が終わってもなかなか屋敷に帰ってこなくて心配しました。」
屋敷に帰ると玄関にしのぶちゃんが立っていて、そう言われた。
さすがにバレると厄介なので
どうにか言い訳しようと思ったけど、大していいのが思い浮かばなかった。
『ごめんね…上弦が出たって鴉が騒いでたから応戦に、ね。』
「全く!まだ完治していませんし、身体はどんどん弱くなっているんですよ?それなのに前以上に戦闘の回数を増やしてどうするのですか。
無理は禁物と、あれほど言ったでしょう?」
『そうだね…でももうすぐできっと大切な局面に差し掛かるとおもうの。
だからさ、それまで足掻きたいし。
鬼舞辻を倒せれば、私は自分が死んでも良いってくらい。』
「Aの副作用に効く薬がもうすぐで完成するんです。
ですから、お願いです。無理だけは…貴女だけは私の前で死なないでください。」
そう私にいうしのぶちゃんからは、本当に
悲しんでいる匂いが
辛い、寂しい
という匂いがした。
こんな顔させちゃって、私ダメだなぁ。
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