途切れさせない ページ30
『えへへ…うれしい、ですね。』
「もう大丈夫なのか?」
『はい、しのぶちゃん達のお陰でどうにか。』
「全く……いきなり倒れ込むんですから驚きましたよ。
病状に悪化は見られませんでしたので、疲労のせいで発作を起こしたのでしょう。」
『な、なるほど…』
「薬、少し強めの物に変えておきましたので今後はそちらを服薬してくださいね」
『わかったわ。ありがとう!』
「うむ…柱になり忙しかったのもあるだろう。
Aは血鬼術のせいで身体が弱っている。
無理はしてはならんぞ!」
『ふふ、そうですね。気をつけます。』
「どれだけ俺を心配させたら気が済むんだ?
だいたいななぜ発作を起こしそうになるまで我慢した?身体の異変くらい…」
「まあまあ、伊黒さんそんなに責めないであげてください。
仕方の無いことですからね。」
だけど、こんなに迷惑かけちゃって申し訳ないな
本当に。
大丈夫なのかな……
私。
これからもまだ生きていけるかな。
ううん。違うね。生きて行けなくても、生きるしかないんだよね。
禰豆子と炭治郎を守るために。
それが私の使命なのだから。
『そういえば炭治郎達は?』
「炭治郎くん達なら先日、宇髄さんと一緒に遊郭へ潜入任務に行かれましたよ?」
『え、炭治郎が遊郭!?
うっそ………潜入?
大丈夫かなぁ……変な女の子に惚れないかな…?心配だなぁ……』
「宇髄もいることだ。大丈夫だろう。」
『で、でも!』
「Aはまだしばらく絶対安静ですからね。
絶対に!遊郭へは行かせませんからね。」
『は、はい…』
「ですが、見回りだけは行っていただいて構いません。
くれぐれも、見回り と言って遊郭へ行くことだけはやめてくださいね。
すぐに分かりますからね。鴉がいることを忘れては行けませんよ?」
考えてることがバレている……!!
なんと!!
困った困った。
いやあでもなあ
うん。仕方ないよね。
そりゃ、普通そういう風に考えちゃうもんね。
さすがにもう迷惑かけたくないので行きませんよ。
大人しく屋敷で待ってます。はい。
すみませんでした。
「Aはここで絶対安静か?」
「いえ、ご自身の屋敷に戻って頂いても構いませんよ。」
「ならば俺が引き取ろう。文句はないだろ?」
『ええ大丈夫です』
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陽咲瑞姫(プロフ) - 麗さん» 完全なる脱字ですね…ご指摘いただきありがとうございました! (2020年10月27日 20時) (レス) id: 5a1074f26b (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 遥さん» すみません…獣 を入れたつもりでおりました。ご指摘いただきありがとうございました! (2020年10月27日 20時) (レス) id: 5a1074f26b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 竃門達に任せて俺は出かけるか? ですが、俺はだと不自然です。 (2020年10月22日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 伊之介の呼吸なんですけど、獣の呼吸ではないのでしょうか?間違っていたらすみません。 (2020年10月10日 10時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 天智就佐さん» 嬉しいですっ!ありがとうございます!! (2020年7月10日 8時) (レス) id: 6e9167d655 (このIDを非表示/違反報告)
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