継子も師範も熱いようです。【煉獄杏寿郎】

姉さん ページ28

『しのぶちゃーん！』



｢あらあら、どうされました？｣



『炭治郎達いる？』


｢ええ。いますよ！炭治郎くんはちょうど任務から戻ったところです。

いつもの部屋にいますからね｣



『ありがとう！助かった！』




自分が柱になってからと言うもの炭治郎に手紙を出すこともできておらず


更には会いに行くこともできていなかった。



柱ってやっぱ忙しいのね、、、見回りと任務の日々よ。



これを平然とやってのけていた師範って…さすがだわ。



｢姉さん！久しぶりじゃないか。一体どうしていたんだ？｣


『炭治郎〜！ごめんね、私柱になったから忙しくて…』


｢本当なのか！？すごいじゃないか！おめでとう！姉さん！｣


『ふふ、ありがとう。

それでね炭治郎、師範のお父様が今度炭治郎に稽古をつけてくださるみたいなの、急で悪いんだけど明日時間あるかな？』


｢明日は非番だから大丈夫だぞ！｣


『そっか。良かった。なら、明日。

迎えに来るからね！』



｢あぁ。ありがとう。



そういえば姉さん…｣



『…？どうしたの？』


｢あの……へ、蛇、蛇柱とは…ど、どういう関係なんだ！？｣



うっそーーーーーーん


バレている！？



炭治郎に！！


なんということでしょう



昔はあんなに(((



やめとこ。


正直に話しますかねぇ



『実は恋仲なのよね。姉さん達。』


｢なっ！？姉さんは、恋仲がいるのに、俺と再会した時あんな距離で寝たのか！？｣


『ええー。だって、炭治郎は可愛い弟だもの。別に構わないでしょう？』



｢そ、それはっ…｣


『いいのいいの。気にしないで。


ゴホッ…ゴホッ』


｢ね、姉さん？大丈夫か？｣


『へへ、ごめんね。


また後で。』


やばい

今この瞬間に来るのか？


やっぱり段々と体が弱ってきてるんだ


いくら薬を飲んでも無駄なんだ…


どうしよう


まだ生きていたいよ



しのぶちゃん


どうしよう。


私、無惨を倒すまでは死ねないのに


体が苦しいの。


辛いの。




｢A！大丈夫ですか？A！｣



『はぁ、はぁ、はぁ……し、のぶちゃん…』


｢まさか…アオイ！｣


｢はい！どうされましたか？｣


｢今すぐにAの病床の用意を。

点滴といつも服用している薬、それから……｣


｢わかりました！｣



｢大丈夫ですから。まだ死なせませんよ。


大丈夫。安心してください｣

命の光→←始まりの呼吸

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す