薬 ページ17
『しのぶさーん！』
｢あら、どうされましたか？｣
『定期的に頂いているお薬、切れちゃったので…貰いに。』
｢あぁ、そういえばそろそろ切れる頃でしたね。
少し待っていてくださいね。今お持ちしますから。
アオイ、Aさんにお茶を｣
｢わかりました！｣
『ありがとうね。』
申し訳ないなぁ、薬貰いに来ただけなのにお茶まで出して貰っちゃって。
しかもアオイが入れるとお茶はても美味しいのだよ
これまでに飲んだことのない美味しさを感じる。
それに薬が切れてしまえば大変なことになるからね。
ちゃんと貰っておかないと。
そんなに大した薬じゃないんだけどね！？
ただただ頭痛が酷いだけで。
｢どうぞ！茶菓子もありますので食べていただいて構いませんよ！｣
『ふふ、ありがとうね！いただきます。』
｢お待たせしました。こちらです、どうぞ！｣
『ありがとうございますっ！そういえば、今炭治郎達は？』
｢機能回復訓練をしている最中ですよ。
見ていかれますか？｣
『いいんですか？』
｢えぇ。きっとAさんに見られていると分かればもっと頑張るでしょうし｣
『それならお言葉に甘えて。
あ、その前に……禰豆子の所に行ってからにしますね。』
｢わかりました。後で私も機能回復訓練に顔を出すつもりなので、その時になったら声をかけますね｣
『ありがとうございます。』
禰豆子、元気かなぁ
元気にやってるといいけど……
鬼になってからの禰豆子とはまだ1度しかしっかり話してない。
今人の言葉を話すことは出来ないけど、それでもちゃんと言いたいことは伝わって来る。
妹だからかなぁ
何となくわかるんだよね
『禰豆子？』
｢ムー…？
ム！！｣
パアァっと言う効果音が聞こえてきそうなほどに瞳を輝かせていた。
可愛い。
尊いな。ほんと。
『お姉ちゃんね、もう長くないんだ。』
｢ム、、、？｣
『昔戦ってる時に血鬼術かけられちゃって。
その後遺症でねあと何年も生きられないの』
禰豆子には話しておかないとね
さっきは大したことない
って言ったけど、大したことあるのよ。
じゃなければ薬なんて貰わないもの。
私が病のことを告げたその時、禰豆子からは今までにないくらいの悲しい、辛いそんな匂いがした。
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陽咲瑞姫(プロフ) - 麗さん» 完全なる脱字ですね…ご指摘いただきありがとうございました！ (2020年10月27日 20時) (
レス) id: 5a1074f26b (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 遥さん» すみません…獣 を入れたつもりでおりました。ご指摘いただきありがとうございました！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 5a1074f26b (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 竃門達に任せて俺は出かけるか？ ですが、俺はだと不自然です。 (2020年10月22日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 伊之介の呼吸なんですけど、獣の呼吸ではないのでしょうか？間違っていたらすみません。 (2020年10月10日 10時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 天智就佐さん» 嬉しいですっ！ありがとうございます！！ (2020年7月10日 8時) (レス) id: 6e9167d655 (このIDを非表示/違反報告)
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