白布家の白布サン “3” 【HQ】

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テスト返却初日




先生 ｢白布ー｣



『はーい』



先生 ｢よくやったな。おめでとう。｣



『へへ、ありがとうございます！』






放課後部室では…



菅原 ｢うわ、すげえ…90点台と100点しかないよ…Aのテスト…｣



澤村 ｢えぇ？おわ、ほんとだ。｣




日向 ｢Aさんすげぇっすね！｣




月島 ｢ホント、頭良いんですネ。｣



『月島くん、それは褒めてる？』



月島 ｢もちろんですよ。｣






『で、田中と夕はどうだった？』



田中 ｢見ろ！｣



西谷 ｢今日の分はクリアだぜ！！｣



『おお、良かったじゃん！』




2人とも頑張ったなぁ



あと残すは明日の教科が問題だ



この2人なら、ラスト1教科で赤点 とかやらかしそうだもん。



…………いや、考えるのはやめよう。







テスト返却最終日




私の昨日の予想を見事に回収したのは、田中と夕のコンビではなく



1年生の変人コンビだった。



日向くんは、解答欄が一つズレてて点数を落としまくり


飛雄くんはやたら読解が多かったらしく、2点ほど足らずに赤点。




なんとも無念……



これじゃあ遠征には行けないわ。






まあ、田中が何か言ってたし大丈夫でしょう。





うん。




チャリで行くとか言ってたけど、それは無理だよ



不可能すぎる。




宮城から東京の距離、わかってんのかな



いやわかってなさそうだわ。



『はぁ……先が思いやられるわ。』

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