白布家の白布サン “3” 【HQ】

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『というわけで、土曜日部活のあと勉強会して帰ってくるね』




白布 「あぁ。わかった。夕飯は俺が作っとくよ」



『いいの？』



白布 「丁度俺達今週で試験終わるんだ。だから任せとけ。」



『ふふ、じゃあお願いしよっかな。』





こうして迎えた土曜日。



田中の家。



なんだろう、このアウェイ感というか




男子の中に1人だけ紛れ込む悲しさというか。






縁下 「西谷、昨日の小テスト出して」



田中 「おやーつ」



『国語は基本的に文章の中に答えがあるから、良く読めばわかるはずだよ。』



問3 紀男の矛盾した2つの気持ちを最もよく表している一文を文中から抜き出しなさい。




“もっと男らしく生きろ！紀男！！”




縁下 「文中から抜き出せって書いてあんじゃん！問題も紀男も無視すんなよ！」



田中 「ノヤっさん…かっけぇぜ。」




『もうダメだ、、夕暗記なら出来るでしょ？


田中もほら、早くやるよ。』





2人にやることをとりあえず指示して、私は自分の勉強を……



と思ったんだけど、ダメだ。不安でしかない。



とてつもなく、だ。




冴子 「げっ！あんた達勉強してんの？大丈夫？


って、その可愛い子誰！？まさか龍の彼女！？」




『あ、違います。マネージャーの白布Aです！』



冴子 「おお、マネージャーかぁ！それもそうか！こんな可愛い子が龍の彼女だなんてもったいないねぇもんなぁ〜」




弟にそれはかなり失礼なのでは、、？


とか思ったけど、この兄妹そんなことはどうでも良さそうだ。




ちなみにこの後冴子さんは、嵐のように去っていった。



すごい人だ、、


木下 「てか、Aは今何やってんだ？」



『私？問題解いてるけど…』



成田 「えっ、こんな問題あったっけ？」




『あー、白鳥沢の…試験問題。』



縁下 「なんでそんなの持ってるんだ？」



『双子のお兄ちゃんが白鳥沢なんだよね。それで貰ったの。笑 力も解く？』



縁下 「やろうかな。あとで借りる。」




『りょーかい。』




西谷 「お前………ほんと頭良いんだな！」



『何！？急に…！』



西谷 「いや、改めて惚れ直した！」



『惚れ！？ちょ、バカ！夕のバカ！』




爆弾落としたな、、夕め！



いきなりそんなこと言われたら照れちゃうでしょうが！




もうダメだ。変な空気になってる。



やめて夕。



しんどいから

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