信じる心 ページ42
『無一郎くんっ!!ありがとう…力を貸してくれて。
絶対殺るよ。私が。私達が!』
「A、これを冨岡に渡せ。」
『伊黒さん…!』
『冨岡さん!!』
「助かる。ありがとう。」
『いえ。』
「これを。お前の刀だ。」
『ありがとうございます。』
「夜明けまであと30分!!」
『30分!?!?長いな………
私、生きてられるかな。』
“A。知ってる?
我が一族に代々伝わる舞。
こうやってね、舞うのよ。
お母様が見せてあげるから、しっかり見てなさい”
『走馬灯?なわけ、私まだ死にかけてない。
ならこれは、記憶?私の。幼い頃の。』
舞う………
舞を。
時城家に伝わる舞。
私は教わったはず。
炭治郎は、日の呼吸をヒノカミ神楽として継承してきてた。
なら私は??呼吸法に混ぜられるのでは………
透き通る世界が見えているし
なぜだか分からないけど、刀が赤い。
赫刀か??
師範の刀も赤いし。
これ、2本使えば舞踊れるんじゃないかな。
『櫛田神楽 垂天月華!!』
私の神社はクシナダ姫を祀る神社だった。
舞の名前は忘れたけど………
使えたみたい。
舞えたよ、私。お母様、私舞ったよ。
師範の壱ノ型、垂天遠霞と私の月華桜を混ぜ合わせた技。
それを舞に取り入れたら意外と良かった。
『幼児化してる!?気持ち悪っ!!』
「朝日が上り始めた!!最後まで諦めるな!諦めずに攻撃し続けろ!!」
炭治郎ごめん。
助けてあげられない。
私ももう、立っていられないくらい辛いの。
けど頑張るよ。
霞桜柱の何かけて。
霞柱、時透無一郎の意思も背負ってるんだから。
今の私は、霞柱兼霞桜柱なんだからね。
負けない。最後まで諦めない。
無一郎くんの思い、墓場まで持ってく。
『おりゃぁぁぁ!』
朝日は上りきり、彼は灰になり死んで行った。
私はもう意識を手放したくて……
起きてるのも辛い。
もうダメ。耐えられない……
最悪な朝を迎えたよ。
もう二度と訪れないだろうけど、こんな朝は。
「おい、しっかりしろ!お前は死ぬなよォ……
てめぇまで俺を残して行くんじゃねェ、、」
『さ、ねみお兄ちゃ、ん?』
「どうしたァ。」
『だい、すき………
あり、が、とう、、』
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無一郎 - 面白いです✨ (4月30日 10時) (レス) @page48 id: d5bdf8207c (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 麗さん» 返信が遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます!変換ミスですね…修正しておきました。 (2021年1月5日 15時) (レス) id: e5e6175ef1 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 4ページ 僕に黙って選別言ったとか の 言った は 行った だと思います (2020年10月22日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 月璃狐さん» ありがとうございます!!神だなんてそんな…!嬉しいですっ! (2020年7月8日 7時) (レス) id: 6e9167d655 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 桜餅ちゃんさん» ありがとうございます!その様なお言葉をいただけてて光栄です! (2020年7月7日 23時) (レス) id: 6e9167d655 (このIDを非表示/違反報告)
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