師範から離れたくない 【時透無一郎】

行方不明 ページ3

選別中。


他の場所では……



｢胡蝶さん！！A知りませんか！？｣



｢無一郎くん！カナヲを見ませんでしたか？｣



2人がほぼ同時にそう問いかけた。



お互い屋敷にいるはずの子が行方不明になっているのだ。


それは不安になるだろう、


ましてや稽古をつけていない2人。


もし鬼に食われていたら…そう考えるだけでも寒気がしてくるはずだ。



｢胡蝶さんの家の子もいないの？｣


｢Aさんもいらっしゃらないんですか？｣



｢そうなんですよ…｣



｢困りましたねぇ……｣





この時の2人は思いもしなかったであろう。



その頃、探されている2人が呑気に鬼を狩っていたことなんて。


知る由もないだろうから。




｢全くどこ行ったんだよ……｣



｢心配ですねぇ、、なにもないといいですけど。｣



一方最終選別では。



『へ〜、炭治郎くんって言うのね。よろしく！！』


｢あぁ！こちらこそよろしく頼むぞ！｣



『って、そんな呑気に話してる場合じゃないみたい！

ごめんね、私絶対に傷ついて帰れないの。私は向こうの鬼を狩るから、炭治郎はここをお願い！』


｢わかった！また3日後、外で会おう！｣


『うん！必ず会おうね。』



会える保証もない


だけど、何故か今の私には会えるようなきがしている



炭治郎は絶対に生き残る。


最終選別を突破できる そんな自信がある



私？？


、私は絶対受かるよ。


こんな所で死にたくないもん。



まだまだたくさん、時透くんと一緒にいたいから。


そんな不純な動機じゃ



ダメかな？

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