師範から離れたくない 【時透無一郎】

添い寝？ ページ19

『師範ーーー』



浴場から顔を少しだし大声で叫ぶ



果たしてきてくれるだろうか？


来てくれないとだいぶ、いやかなり困るのだが。



なぜって？？




｢なに？どうしたの？｣



『手が届かなくて……お湯出せないですし、髪洗えないです。』


と、言うわけなんです。



いやぁ、4歳児って大変。


幸せだけど、大変。


髪洗えないんだもん。


こんなに小さかったら、服着れないよね。


あるのかな。着れるサイズ。



｢はぁ、、、仕方ないなぁ。洗ってあげるから、ここ座って？｣



『ふふ、嬉しいです〜』



｢ほんと、元の姿に戻ったら覚悟しといてよ？｣


『いやですよ〜。私今幸せなんですもん！師範とこうしていられるの。』



｢はいはい。黙ってないと口に入るよ？口閉じてて。｣



『わかりました。』




心地いいなぁ。


師範、洗うの上手いな！


自分も髪の毛長いからかな？

師範の髪の毛、今度洗ってみたいなぁ。

サラサラにしてみたい(願望)



｢A？眠くなっちゃった？｣



『んん………しはぁん』



｢ちょ、A！ダメだって、ここで寝たら！
ほら目開けて！｣



だめだ、、、心地よすぎて眠くなっちゃう。


けど寝ちゃ迷惑かけるよなぁ……


なんて思いつつも目を閉じかけてしまう。



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『んん………。ん？』



朝起きると隣に違和感が。


普通に横を向けば、隣には時透くんが寝ていた。


なぜ？？


あ、そうだ！！


昨日私幼児化しちゃって……



元に戻ってるかな？



｢A？起きたの？｣



『あ、はい！おはようございます。』


｢元には………戻ってないね。今は10歳くらいに見える。｣



『えぇ…そんなぁ……』



｢それと…………


浴衣、前はだけてるから。早く直して？そんな無防備な格好しないの｣



『す、すみません…直します。すぐ。』



｢(普段のAじゃなくてよかった…。



いつも通りの姿ではだけられてたら、俺絶対理性保てなかったし。




にしても……本当に素直に気持ち伝えてくるよなぁ。僕は抑えるので必死なのに。)｣




『師範？どうしたんですか？ぼっーとして…』




｢着替えたら朝ごはん食べて、胡蝶さんの所行くよ。



早くして。｣



師範、どうしたんだろう？



あんなにぼーっとして。


不安だなぁ

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