7〜6〜過去〜 ページ7
七五三掛side
母さんがいなくなってから、父さんの顔には日に日に目のくまが多くなってきた。
父さんは毎日朝から夜まで仕事をして、休みをとらなかった。
美月「お父さん、無理しないでね。」
七五三掛父「心配するな美月、2人のためなら父さん頑張るから。」
父さんも美月をできるだけ励ましてた。
俺は寂しくなったら、母さんからもらったフラワーネックレスをてにとって見ていた。
これをみたら大丈夫だって気がしたから。
でも、そんな上手くはいかなかったんだ。
俺は2年に上がったと同時に嫌がらせの対象になった。Aと大我は中学が違って知ってる人が誰もいなくなってた。
最初は悪口や陰口を言われる程度だった。
でもだんだんとエスカレートしてきて物を隠されたり机に悪口をかかれたり、最悪の時には呼び出されて暴力までふるわれた。
そしてあの日もだった。
男1「おい七五三掛〜放課後体育館裏なぁ!来なかったらどうなるかわかってるよな?」
と無理矢理のように呼び出されて
また裏で悪口を言われる。
でも、この日は少し違った。
男2「七五三掛お前妹いるんだって?」
男3「その妹ちゃん、傷つけたらどうなるかなぁ?」
七五三掛「美月には手だすな」
男1「じゃあ今君がしてるそのネックレスちょうだいよ」
俺が通ってた中学も校則がゆるかったから化粧OKのアクセサリーつけてきていいとかあったから、フラワーネックレスはいつもつけてきてた。
七五三掛「でもこれは!」
男1「でもじゃねぇんだよ!妹ちゃんがどうなってもいいの?俺金持ちだからお前の家族なんてどうにでもできるんだよ!」
金持ちがそんなに偉いのか
そう思ってしまったことが俺の失敗
男1「あっそう。じゃあこうしてやるよ!」
そう言いながら俺がしていたネックレスを引きちぎった。
男1「ははっ!ざまぁねぇなぁ!」
あの時に俺は声も出せずに泣いた。
そして家にまっすぐ帰らずにそこら辺をうろうろしてた。
そうしたら会ったんだ。如恵留に
如恵留「君、どうしたの?」
その時は無我夢中だったのか知らない人にこれまでのことを話してた
如恵留「そうだったんだ。君さ、その大切なもの取り返したくない?」
七五三掛「どうやって」
如恵留「仲間になってほしいの。今なら引き返せるけどやる?」
気づけば首を縦にふっていた。
これが怪盗になった理由
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作者名:桃色ケイ | 作成日時:2019年7月13日 22時