10話 ページ10
「あ、凜。今日一緒に帰れないからよろしく。」
「ん?あーなるほどおけ。気をつけてね」
「きりーつ。れーい。」
憂鬱な学校が終わった。ああああああああしんどめんどくさい。オタ活のために稼ぎたいのに...
「あ、Aさん!!!!!!」
「お待たせごめんね。」
「ううん全然大丈夫です。」
「もう我慢できません。」
そう言って押し倒してくるこの男は私の今日の彼氏。
過去のことで男なんて遊ぶくらいがちょうどいいことを学んだ。
本気で好きになっても捨てられるだけだ。
そう思い、対して気持ちよくもない下手くそで自分が気持ち良ければなんでもいいみたいなS EXをするこの男と都合のいい日だけ付き合っている。
まぁあっちは気づいてないけど。
「ん、はぁAさん。かわい。きもちい?」
「あっ、んぅ、きもち、んっ、いく、あっ、」
全く気持ちよくもない。いつもいったふりをする。
まぁ顔はそんなに悪くない。悪くないけど下手くそ過ぎてもう飽きちゃった。
「ねぇもう終わりにしよっか。」
「なんでですか!?」
「んー飽きちゃった。」
「じゃあね。またどっかであったら相手してあげるよ」
「そんな...」
はぁ。楽しくない。
男でキュンとするのなんて推ししかいないなぁ。
S EXは好き。だけど気持ちよくない。いったことがない。
あれ。S EXの何が好きなんだっけ。
ハミング@hamingu_te_ss
今日も今日とて斉藤壮馬が可愛い!!!!!!
ハミング@hamingu_te_ss
はぁぁぁぁぁ江口拓也の嫁になりたい。
ハミング@hamingu_te_ss
斉藤壮馬を嫁にくれ。
ハミング@hamingu_te_ss
推しが足りない!!!!!!
推しを摂取したい...
男なんて要らない。推しだけで充分。
ハミング@hamingu_te_ss
推しと同じ空間に住みたい〜〜〜
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作者名:椛 | 作成日時:2020年6月15日 22時