熱中症からはじまる関係。 (ページ40)

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40話ページ40

「危ないよ？」

「んー？大丈夫だよ。車少ないし。」

いやそーゆうことじゃないんだけどね？？？

まぁいっか。(良くない)

「あ、」

「？」

あれを渡すのを忘れる所だった。

「はい。」

「？あー！！！バレンタイン！？」

「そう笑」

「月曜日だから貰えないかと思った。」

「前日でもいいから絶対渡したかった。」

「えーめっちゃ嬉しい。食べていい？」

「あ、ダメ。お酒入ってる」

「まじで！？えーめっちゃ嬉しいんだけど。じゃ家ついたらあーんして」

「えー。もうしょーがないなぁ」

「はーいとうちゃーく。」

「ありがとーございまーす」

車降りてから家着くまでは絶対に手を繋いでる。それがなんか当たり前みたいになってて凄く嬉しい。

「おじゃましまーす」

「はーい。なっちゃんのむ？」

「のむ！！！！！！！！」

私の好みを把握しているとは流石江口の拓也だな...

はいって渡されたのはこの前の電話の時にマグカップ欲しいって話しててAmazonで見つけたお揃いのマグカップ。

なんかお揃いのがあるっていいなぁって思った。

そんな感傷に浸ってたら「あ、」と口を開けてる鯉がいる。

いつもだったらもうちょい放置だけど、今回は可愛すぎるから許してあげる。

「はい。あーん」

「ん、ん！！めっちゃうまい！！！！！！」

「なら良かった～。ラム酒がっつり入れて作るやつ初めてだから不安だった。味見できないし」

「めっちゃ美味しいからまた作ってね！！！！！！」

「いいよ」

「やった！！！！！！！」

そんな小さなことで喜んでくれるこの人が愛おしくてたまらなかった。から勢いよく抱きついてやった。

「うお！？」なんて変な声出してるけどしっかり受け止めてくれる。もう。愛してるが溢れる。

「拓也くん」

「ん？」

「愛してる」

「俺も。」

そう言ってどちらからともなくキスをして体を重ねた。