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あーあ、お姉ちゃん任務行っちゃった。



私は道のど真ん中に

無一郎と2人きりになった。






『じゃ、じゃあ私はもう帰るね』


無「………………あそ」


『またね、無一郎』


無「呼び捨てにしないでよ。」


『え?』


無「勝手に呼び捨てにしないで、って言ってる

んだよ。君の方が耳、悪いんじゃない?」


『聞いてたの!?だったら、助けてよ!!

無一郎、男でしょ!?』


無「男だからって、助ける訳じゃないでしょ」


『もう分かったよ!!じゃあ、無一郎くんで

良いね!?』


無「まぁ、呼び捨てよりはまし」









さっさとどっか言って、と言葉を続ける

無一郎くん。



本当に、私よりチビのくせに

いろいろと面倒なヤツ。






私は、左の道に足を向けた。






無「ねぇ」


『な、何?』


無「送ろうか………」







え……………


無一郎くんって









『以外と優しい所、あるんじゃん!!!!』






無一郎くんの肩を軽めに叩く。





無「煩い。静かにしてよ。それで?僕に

送ってほしいの?ほしくないの?」


『え。えーーっと・・・送って…………

ほしいです………』


無「じゃあ、早くして」









無一郎くんは歩き出してしまった。


っていうか、速っ!!!!!


何?あの速さ。何?



あれで、送るっていうの?

え?え?


これ、私が遅いの?

これ、私の問題?






無「何やってんの、早く来てよ」


『お、お前が速いんじゃー!!!!それっ、

送るって言わないよ!!』


無「…………………じゃあ、はい」









そっけなく、手を差し出して来た無一郎くん。


つ、繋げって事……?





『む、無一郎くん………こ、これって……』


無「良いから、早く」





グイッ





無一郎くんに、手を繋がれた。


しかも、恋人繋ぎ。



無一郎くん、もしかして無意識?


無意識だったら、そうとうヤバイよ。






『あ、あの〜……何で、私の事送ったくれたの?

別に送ってくれなくても良かったのに………』


無「送ってほしくないんだ?じゃあ、僕もう

帰るね。さよなら」


『待って、待って!!!!』








無一郎くんと繋いでいる手を

強く握って、無一郎くんを引き留める。





『お願い、行かないで?質問したかっただけで

決して、無一郎くんに送ってほしくなかった

なんて、思ってないから!!!』


無「そんなの、君の事が心配だったからに

決まってるじゃん………」ボソッ




え…

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設定タグ:鬼滅の刃 , 甘露寺蜜璃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時

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